今週、ギガバイトの第12世代Core iシリーズ向けマザーのうち、DDR5メモリに対応する製品に大幅な価格改定が入る光景がみられた。
TSUKUMO eX.の場合、「Z690 AORUS XTREME」が2021年12月登場の12万6280円から一気に6万9800円(税込み、以下同様)にダウンしている。
他にも、6万8000円前後の「Z690 AERO D」と、7万5000円弱の「Z690 AORUS MASTER」がともに3万9800円になるなど、数万円規模の下げ幅となっている。
いずれも特価扱いとなっており、期間は10月6日までとなっている。購入は1人1点までだ。
この大幅値下げは、メーカー側の意図が働いているという。同店は「次世代マザーの投入を見据えた、市場在庫整理の意味合いがあるのかもしれませんね」と推測していた。
新世代のプラットホームは、まずはハイエンドモデルから売れていくのが通常の流れだ。現行の第12世代Core i向けマザーにおいては、Intel Z690チップセットでDDR5メモリに対応したモデルが該当する。
つまり、次が登場すると売れ時が終わってしまいそうなモデルを、早めに売り切るのが狙いとみているわけだ。「逆にいえば、DDR4モデルはしばらく共存するとメーカー側もみているんじゃないかと予想されます」(同)
9月末には次世代Ryzenの登場がうわさされているが、Core iシリーズについても次を気にするユーザーが増えているという。別のショップは「買い控えの空気はありませんが、年末から来年まで見据えていろいろ聞かれる方はいますね」と話していた。
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