PCパーツショップでPCパーツの値動きについて尋ねると、ここ最近はグラフィックスカードの値下がりについて教えてくれることが多い。長らく下落傾向が続いており、通常売価の最安値でみると初登場時を下回るモデルが複数見られるようになっている。
ドスパラ秋葉原本店は「売れ筋のGeForce RTX 3070/3060/3050あたりは、値上がり時期の水準からもう戻ってきた感がありますね。RTX 3050なんて、初登場時は3万9800円モデルだけが目立って売れていたのに、いまは最安が3万1800円です(税込み、以下同様)。狙い目なのは間違いないですね」という。
実際、同店のRTX 3070カードは7万円弱〜7万7000円前後に収まっている。2020年10月の登場時よりもアベレージで下回っている状況だ。RTX 3060カードも2021年2月登場時は5万7000円前後〜7万3000円前後だったのが、現在は4万7000円弱〜5万7000円前後に落ちている。RTX 3050もコメントにある通り、3万2000円弱〜4万5000円前後と、6万円台のモデルも複数あった2022年1月登場時と比べてずいぶんと下がっている。
値下がりの背景には、次世代GPUの影があるとのウワサもある。あるショップは「次のGeForceがいつ登場するのか、との問い合わせが増えてきていますね。私も本当に時期は分かっていませんが、一部で“待ち”の空気を感じているのも確かです」と話していた。
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