1月27日23時、GeForce RTX 30シリーズのローエンドGPU「GeForce RTX 3050」を搭載したグラフィックスカードの販売が解禁となった。複数社から合計10数台のモデルが登場し、価格は4万円弱から6万4000円強(税込み、以下同様)となる。
RTX 3050はRTX 3060の1つ下に位置づけられており、標準カードの仕様は2560個のCUDAコアを搭載し、メモリ容量はGDDR6 8GBとなる。TGP(Total Graphics Power)は130Wで、補助電源コネクタは8ピン×1だ。
入荷した各ショップでは、ともに4万円弱で最安級となるZOTAC「GAMING GeForce RTX 3050 Twin Edge」とMSI「GeForce RTX 3050 AERO ITX 8GB」が抜きん出で売れており、28日の取材時点で売り切れているショップも多かった。
あるショップは「次回入荷では、ともに5万円台半ばの価格に上がるそうです。まあ、何かしらの事情がからんでいるんでしょう。いわば初回だけの大特価みたいなもの。察した人は街中を血眼になって探していると思います」と語る。
それを裏付けるように、5万円前後以上の値がついた他のモデルの動きはどこの店舗でも鈍い。パソコンSHOPアークは「フルHDの60フレームでゲームするなら良いカードだと思います。ただ、現時点ではメモリを12GB積んでいるRTX 2060カードが6万円ちょっとで買えますからね。そのあたりを考えると様子を見てしまう気持ちは分かります」と話していた。
続いて、Radeon搭載カードの動向も見ていく。
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