“不要不急”感がじわじわ高まるアキバの街古田雄介の週末アキバ速報(1/2 ページ)

» 2022年01月29日 07時00分 公開
[古田雄介ITmedia]

 1月28日金曜日の夕方、秋葉原電気街を歩いた。先週と比べて往来に大きな変化は見られないように思えたが、PCパーツショップの多くは「先週より確実に減った」と口をそろえる。

1月28日夕方の秋葉原中央通り 1月28日夕方の秋葉原中央通り

「デルタのときほどじゃないですけど、雰囲気は変わりました」

 1月28日の夕方、それなりに人通りのある秋葉原を歩く。先週の同時期と同じか少し多いくらいの印象を受けたが、PCパーツショップの店内に足を踏み入れる人は、明確に減っている様子が伺える。

電気街口 1月28日夕方のJR秋葉原電気街口

 パソコンSHOPアークは「先週の土日も減ってはいるもののそこまで顕著ではない印象でした。それが平日に入ってガクンと落ちましたね。今日(28日)は比較的回復していますが、それでも先週の金曜日と比べると少ないですよ」という。

 来店しても、要件を手短に済ます傾向も高まっているようだ。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「『Sandy Bridge(第2世代Coreプロセッサ)からの乗り換えで、CPUとマザー、メモリを8万〜9万円で』など、はっきり目的を持って来店して、目的のパーツを買っていかれるケースが増えました」と語る。

 自主的に不要不急の外出を避ける人が増えたのが主な要因のようだが、「職場がリモートに戻ったり、学級閉鎖の対応に追われたりで、外出機会が減った人も増えているのではと思います」(某ショップ)とのコメントも聞いた。

 ただ、それでもまだデルタ型がまん延した2021年夏頃ほど大きな変化には至っていないというのが、複数店に聞いて回った感触だ。別のショップは「皆ニュースを見ていろいろ判断していますからね。デルタのときほどじゃないですけど、やっぱり雰囲気は変わりました。パニックみたいなものはとんと起きていないですし。それぞれの人が冷静に判断しているんだと思います」という。

PCパーツショップ密集エリア PCパーツショップ密集エリア
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