円安によりPCパーツ全体が値上がり傾向にある中で、例外といえるのは速報でレポートしたグラフィックスカードと、Ryzen 5000シリーズだ。
先週末から複数のショップに価格改定が入り、下記画像にあるようにシリーズ全体で安くなっている。
最上位のRyzen 9 5950Xが9万円前後→7万4000円弱、5900Xが6万5000円前後→5万円弱、5600Xが3万5000円弱→2万5000円弱(税込み、以下同様)になるなど、過去の値下げキャンペーンにも匹敵するほどのインパクトがある。
この値下げを受けて、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「やっと求めている水準にたどり着きました。5600Xも2万5000円になって、(ライバルの)Core i5-12400といい感じに戦えるようになったなと思います」と満足している様子だった。
ただ、この値下げは最後とみる向きもある。別のショップは「プラットフォームを一新する次世代シリーズが9月末に登場すると言われていますしね。払底とはいかないまでも、現行シリーズの市場在庫をある程度薄くする狙いがあるのでしょう。それを見据えた上で、お客さまがどう判断するかですよね」という。
既に対応ソケットに「Socket AM5」と表記したCPUクーラーが出回っており、AMDも次世代Ryzenの登場予定を9月27日(米国)と公表している。近いうちに新製品で盛り上がる可能性は高そうだ。
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