先週のマザーボード売り場で目立っていたのは、NZXTのIntel Z690チップセット搭載モデルだ。基板を覆うメタルカバーを採用した「N7 Z690」と、カバーを省いた「N5 Z690」があり、価格はえ4万7000円強と3万9000円強(税込み、以下同様)となる。ともにマットホワイトとマットブラックの2色をそろえている。
同社製のマザーボードは、2018年1月発表の「N7 Z370」(国内未発売)に端を発し、アキバでは2019年9月に「N7 Z390」が店頭に並んで以来、コンスタントに新モデルが投入されている。ただし、カバーあり/なしのバリエーションを用意したのは今回が初めてだ。
4モデルともサイズはATXで、DDR4メモリに対応する。N7 Z690は12+1フェーズの電源回路を備え、3基のM.2スロットや3ポートのUSB 3.2 Gen 2(うち1基がUSB Type-C)などを搭載する。N5 Z690は8+1フェーズで、M.2スロットを4基備えるなどの違いがある。USB 3.2 Gen 2もType-AとType-Cを1基ずつの構成だ。
各ショップで注目株になっていたが、「お盆前に出ていれば……」といったコメントが多く聞かれたのが印象的だった。あるショップは「8月初旬にNZXTのパーツが大量に登場しましたからね。あのタイミングで一緒に出ていたら、同社で統一したいという欲求から選ばれる機会が多かったかなと思います。単体で見てもデザイン性に優れていますが、割高感ゆえ手を伸ばしにくいところがどうしても出てきますから」と話していた。
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