次世代Ryzenのオーバークロック機能「AMD EXPO」に対応したメモリが店頭に!古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)

» 2022年09月20日 08時00分 公開
[古田雄介ITmedia]

 先週、複数のショップにG.Skillの新しいDDRメモリが入荷した。簡易ヒートシンクを採用した「Flare X5」シリーズと、「Trident Z5 Neo」シリーズ、REG LEDを内蔵した「Trident Z5 Neo RGB」シリーズがあり、DDR5-6000/5600対応モデルが出回っている。いずれも16GB×2枚キットで、価格は3万1000円強から4万9000円強(税込み、以下同様)となる。

パソコンSHOPアークに入荷した「Flare X5」シリーズ パソコンSHOPアークに入荷した「Flare X5」シリーズ
パソコンSHOPアークに入荷した「Flare Z5 Neo」シリーズ 同じく「Trident Z5 Neo」シリーズ
「Trident Z5 Neo RGB」シリーズ 「Trident Z5 Neo RGB」シリーズ

「第12世代Core iのときのような状況はないとは思いますが……」

 3シリーズに共通するのは、AMDのオーバークロック(OC)向け機能「AMD EXPO」(AMD Extended Profiles for Overclocking)に対応しているところだ。この機能は月末の登場がウワサされている次世代Ryzen(Socket AM5対応)が実装しており、手軽にメモリをOCできる。

 入荷したパソコンSHOPアークは「対応メモリからプロファイルが自動で読み込まれるので、細かなチューニングなしにOCが楽しめます。次世代Ryzenでいろいろ遊びたい人には、見逃せない機能といえますね」と話していた。

パッケージに印刷されている「AMD EXPO」のロゴ パッケージに印刷されている「AMD EXPO」のロゴ

 なお、同店には週末にKingstonのDDR5-6000/5600メモリも複数入荷しており、そちらもAMD EXPOに対応している。「FURY Beast DDR5」シリーズの16GB×2枚キットで、価格は3万1000円強〜3万9000円強だ。

 2021年の暮れ、第12世代Core iシリーズとともにデビューしたDDR5メモリは長らく供給不足となった。次世代Ryzenの登場時はそうした状況を懸念する声は少ない。

 ただ、「CPUやマザーの動きを見ても、第12世代Core iのときのような状況はないとは思いますが、AMD EXPO対応メモリが充実するかはまだ見えません。ラインアップはそろっても、在庫は薄いという状況は十分ありえると思います」(某ショップ)といった声を聞いた。

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