究極の液タブは55万円! ワコムの新モデル「Cintiq Pro 27」をプロ絵師がレビューある日のペン・ボード・ガジェット(3/6 ページ)

» 2022年10月12日 12時00分 公開
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Cintiq Pro 27はゲームに最適なのでは!?(ぐるぐる目)

 さてさて、どんどん行きましょう。ここでは描き味は後回しにして、4K/120Hz/HDR/広色域のディスプレイとしてどうかを見ておきます。手元で簡単に試した限りですが、ざっくりまとめるとこうなります。

  • Windowsで120Hz接続と「HDRを有効にする」を使用可能
  • PlayStation 5と接続して120Hz/HDRでプレイ可能
  • HDRやゲーミング性能は過信できない
  • カラーモード「sRGB」を選べば一般用途でも自然な表示
ワコム Wacom Cintiq Pro 27 PlayStation 5のフォートナイトで、120Hz有効にした状態のシステム設定画面

 USBオーディオデバイスなどで音声出力の面倒を見てあげる必要はありますが、PS5で概ねフルスペックの接続で遊べるのはなかなかの魅力です。ただし、最大輝度400ニト、コントラスト比は1000:1という値は「一般的なSDRディスプレイ」の範ちゅうです。

 HDR信号を処理/表示することはできますが、高輝度/ゾーン駆動バックライト/ミニLEDや、有機ELなどのHDR表示にはかなわないことは気に留めておくとよいでしょう。

 また、PS5に接続して表示遅延を測るとゲーミングディスプレイよりは少し大きく、スクロールや動きの激しいシーンでは残像感も若干あります。

ワコム Wacom Cintiq Pro 27 オーバードライブを「オン」に設定しても、ゲーミングディスプレイよりは残像感があります

 上のような注意点こそあれ、スタンドで比較的簡単に立てることができるので、高いHDR性能や極めて高反応なパネルが必要な「ガチ」用途でもなければ、制作だけでなく一般用途やゲーム、エンタメでも高スペックディスプレイとして活躍できると思います。

 広色域なだけでなく、「ネイティブ」「sRGB」「Adobe RGB」「Display P3」など、多数のプリセットからカラーモードを選ぶことができ、カラーキャリブレーション機材を持っていなくてもある程度の確信をもって色を扱うことができます。

ワコム Wacom Cintiq Pro 27 SpyderX Eliteで計測。公称値はCIE 1931でDCI-P3 カバー率は98%、Adobe RGBカバー率は99%です

ペン性能をチェック

 毎回ここまでくるのに息切れを起こしていますが、性能をチェックしていきましょう。ここも箇条書きで行きます

  • オン荷重は3g以下に改善
  • 検知可能な最大荷重は従来通り、十分に余裕がある
  • ジッターは当然問題なし

 ですね。従来はオン荷重は7〜8gぐらいがデフォルト設定で、少し下げる余地がある仕様になっていましたが、Pro Pen 3ではデフォルトが下限になっていて、手元の計測で「3g以下、2.5gぐらいかな?」でした(0.8gのオモリを使っているので本当にざっくりです。お察しください)。

 最大荷重は、手元の計測で550〜600gぐらいでした。Pro Pen 2と大差ないですが、元々こんなにぎゅうぎゅう押すことは無いので、十分な値です。

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