さてさて、どんどん行きましょう。ここでは描き味は後回しにして、4K/120Hz/HDR/広色域のディスプレイとしてどうかを見ておきます。手元で簡単に試した限りですが、ざっくりまとめるとこうなります。
USBオーディオデバイスなどで音声出力の面倒を見てあげる必要はありますが、PS5で概ねフルスペックの接続で遊べるのはなかなかの魅力です。ただし、最大輝度400ニト、コントラスト比は1000:1という値は「一般的なSDRディスプレイ」の範ちゅうです。
HDR信号を処理/表示することはできますが、高輝度/ゾーン駆動バックライト/ミニLEDや、有機ELなどのHDR表示にはかなわないことは気に留めておくとよいでしょう。
また、PS5に接続して表示遅延を測るとゲーミングディスプレイよりは少し大きく、スクロールや動きの激しいシーンでは残像感も若干あります。
上のような注意点こそあれ、スタンドで比較的簡単に立てることができるので、高いHDR性能や極めて高反応なパネルが必要な「ガチ」用途でもなければ、制作だけでなく一般用途やゲーム、エンタメでも高スペックディスプレイとして活躍できると思います。
広色域なだけでなく、「ネイティブ」「sRGB」「Adobe RGB」「Display P3」など、多数のプリセットからカラーモードを選ぶことができ、カラーキャリブレーション機材を持っていなくてもある程度の確信をもって色を扱うことができます。
毎回ここまでくるのに息切れを起こしていますが、性能をチェックしていきましょう。ここも箇条書きで行きます
ですね。従来はオン荷重は7〜8gぐらいがデフォルト設定で、少し下げる余地がある仕様になっていましたが、Pro Pen 3ではデフォルトが下限になっていて、手元の計測で「3g以下、2.5gぐらいかな?」でした(0.8gのオモリを使っているので本当にざっくりです。お察しください)。
最大荷重は、手元の計測で550〜600gぐらいでした。Pro Pen 2と大差ないですが、元々こんなにぎゅうぎゅう押すことは無いので、十分な値です。
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