テックワンは11月25日、中国ONE-NETBOOK Technologyの「ONEXPLAYER」シリーズ最新モデルとなる「ONEXPLAYER mini Pro Ryzen 7 6800U版」(以下、Ryzen 7 6800U版)を12月22日に発売するとともに、予約を11月25日より開始すると明らかにした。
既にティーザーサイトで予告されていたRyzen 7 6800U版だが、8コア16スレッドCPU(2.7GHz〜4.7GHz)と、RDNA 2アーキテクチャベースのRadeon 680MのGPUによる性能向上に加え、メインメモリがDDR5となったことで高速化されたという。本体回りのスペックは、既発売のIntel版ONEXPLAYER mini Proから重量が約599gとわずかに軽量になった(Intel版は約619g)。
バッテリーの駆動時間が伸びたことに加え、ACアダプターについては出力100Wのものが用意され、急速充電にも対応し30分で55%充電することができるという。
7型で1920×1200ピクセル(323ppi)表示に対応した液晶ディスプレイ、16GBのメモリ、ブラック&オレンジのボディーなどはIntel版を継承している。
Ryzen 7 6800U版の特徴は、AMDの「Radeon Super Resolution」を利用できることにある。RSRはドライバーレベルでグラフィックをアップスケールする機能で、これを利用すると本体側に設定された解像度が1280×720ピクセルでも、ディスプレイの最高解像度が1920×1080ピクセルであった場合、そのサイズに変換して出力することが可能だ。これによりゲーム画面がよりきれいに遊べるようになったという。
なお本体両側にLEDライティングが追加され、7色のエフェクトを楽しめるようになった。ONEXPLAYER mini専用 ドッキングステーションである「ONEXDOCKING」(9790円、税込み以下同様)も利用可能だ。
またRyzen 7 6800U版には「GAME CENTER」という新しいアプリがプリンストールされる。GAME CENTERはCPUの消費電力がリアルタイムに調整できる他、画面解像度や明るさ調整、モーター振動レベル調整、ファンの回転数コントロールや、本体両側に用意されているLEDのライティングも調整可能だ。
なお、GAME CENTERは他のONEXPLAYERシリーズでも扱える。Ryzen 7 6800U版以外のユーザー向けには、公式Webサイトなどからダウンロードして利用できるようになるとのことだ。
Ryzen 7 6800U版は搭載するストレージの容量によって3モデル用意される。12月1日までのブラックフライデー特別企画として10%オフの価格で販売される他、専用ケースとONEXDOCKINGがプレゼントされる。10%オフの価格は512GB版が14万6520円(通常16万2800円)、1TB版が15万2820円(同16万9800円)、2TB版が17万8200円(同19万8000円)だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.