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超低消費電力CPUでも結構パワフル! デルのデタッチャブル式2in1「XPS 13 2-in-1」は誰にお勧め?(1/3 ページ)

» 2022年12月30日 12時30分 公開
[でこいITmedia]

 デル・テクノロジーズの「XPS 13 2-in-1(9315)」は、本体とキーボードが分離するデタッチャブルタイプの2in1ノートPCだ。CPUは第12世代Coreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake)のUシリーズで、12月30日現在における最小構成の直販標準価格は24万4980円(税/送料込み、以下同)となる。

 今回、CPUにCore i5-1230U、メインメモリを16GBとした比較的スペックの高い構成を試用する機会を得たので、「どのような人にピッタリなノートPCか」という観点でチェックしていこうと思う。

XPS 13 2-in-1(9315) XPS 13 2-in-1(9315)はデタッチャブルタイプの2in1ノートPCだ。写真にあるFolioキーボードとXPSタッチペンは全構成に付属する

今回レビューする構成をサクッとチェック!

 先述の通り、今回レビューするXPS 13 2-in-1は、比較的スペックの高い構成である。主な仕様は以下の通りで、12月30日現在の直販価格は標準で29万9981円、1月10日まで適用できる「23%OFFクーポン」を使うと21万1736円で購入可能だ。

  • CPU:Core i7-1250U
    • パフォーマンスコア(Pコア):2基4スレッド/最大4.7GHz
    • 高効率コア(Eコア):8基8スレッド/最大3.5GHz
  • GPU:Intel Iris Xe Graphics(CPU内蔵)
  • メインメモリ:16GB(LPDDR4x-4267規格、増設/換装不可)
  • ストレージ:512GB SSD(PCI Express接続)
  • ディスプレイ:13型液晶
    • タッチ操作/ペン入力対応
    • 最大解像度:2880×1920ピクセル
    • 最大輝度:500ニト
    • 保護ガラス:Corning Gorilla Glass 7
  • アウト(背面)カメラ:約1100万画素(AF対応)
  • イン(正面)カメラ:500万画素(固定フォーカス)
  • キーボード:マグネット着脱式(日本語配列)
  • OS:Windows 11 Home(日本語)
  • サイズ:約292.5(幅)×201.2(奥行き)×7.4(高さ)mm
  • 本体重量:約736g
    • 付属のキーボードは約560g、タッチペンは約16g

 XPS 13 2-in-1はCPUの他、OS、メインメモリやストレージの容量と付属するキーボードの配列をカスタマイズできる。ただし、CPUにCore i7-1250Uを選択した場合はメインメモリの容量が16GB固定となる。また、キーボードを米国英語(US)配列にした場合、日本向けモデルでは「インドルピー」や「ユーロ」の記号が刻印される。

カスタマイズしてみた 今回レビューした構成はクーポンを適用することで21万1736円で購入できる

割り切りのあるポート類

 XPS 13 2-in-1の本体サイズは約292.5(幅)×201.2(奥行き)×7.4(高さ)mm、重量は約736gとなる。キーボードを外付けとしていることもあって、Windowsタブレットとしてはスペックの割に薄くて軽いという印象だ。サイズ感は現行の「12.9インチiPad Pro」に近く、重量は12.9インチiPad ProのWi-Fiモデル(約682g)より少し重い。

 本体のポート類は、USB PD(Power Delivery)による電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力を兼ねるThunderbolt 4(USB4)端子×2のみと、かなり割り切っている。ただし、本体には「USB-C - USB-Aアダプター」と「USB-C - 3.5mmヘッドセットアダプター」が付属するので、USB Type-A接続のUSB機器や3.5mmコネクターを持つヘッドセット(イヤフォン/ヘッドフォン)の接続に困ることはない。アダプターを持ち歩く手間をどう考えるかという問題はあるが……。

 本体上部の両端には指紋センサー付きの電源ボタンとボリュームボタンが配置され、その中間部に「XPSタッチペン」の充電ポートが用意されている。本体下部には「XPS Folioキーボード」を装着するための専用端子(ポゴコネクター)が用意されている。海外ではタッチペンとFolioキーボードは別売となる場合もあるが、日本向けモデルでは両者共に標準で付属する。

 ワイヤレス通信はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.2に対応する。海外モデルではモバイル通信(LTE)対応構成も用意されているが、日本向けには用意されない。

左側面 左側面はスピーカーホールのみを備える
右側面 右側面にはThunderbolt 4端子×2とスピーカーホールを備える。外部ポートはThunderbolt 4端子のみと、かなり割り切っている
変換アダプター類 USB Standard-A端子と3.5mmイヤフォン/マイクコンボ端子については、変換アダプターが付属するので接続に困ることはない……のだが「アダプターが必要」という点については評価が分かれるかもしれない
上部 本体上部にはボリュームボタン(左端)、タッチペンの充電ポート(中央)、指紋センサー付き電源ボタン(右端)を備える。タッチペンは磁力でくっつくようになっている
下部 本体下部にはFolioキーボードを接続するための専用端子がある
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