デル・テクノロジーズの「XPS 13 2-in-1(9315)」は、本体とキーボードが分離するデタッチャブルタイプの2in1ノートPCだ。CPUは第12世代Coreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake)のUシリーズで、12月30日現在における最小構成の直販標準価格は24万4980円(税/送料込み、以下同)となる。
今回、CPUにCore i5-1230U、メインメモリを16GBとした比較的スペックの高い構成を試用する機会を得たので、「どのような人にピッタリなノートPCか」という観点でチェックしていこうと思う。
先述の通り、今回レビューするXPS 13 2-in-1は、比較的スペックの高い構成である。主な仕様は以下の通りで、12月30日現在の直販価格は標準で29万9981円、1月10日まで適用できる「23%OFFクーポン」を使うと21万1736円で購入可能だ。
XPS 13 2-in-1はCPUの他、OS、メインメモリやストレージの容量と付属するキーボードの配列をカスタマイズできる。ただし、CPUにCore i7-1250Uを選択した場合はメインメモリの容量が16GB固定となる。また、キーボードを米国英語(US)配列にした場合、日本向けモデルでは「インドルピー」や「ユーロ」の記号が刻印される。
XPS 13 2-in-1の本体サイズは約292.5(幅)×201.2(奥行き)×7.4(高さ)mm、重量は約736gとなる。キーボードを外付けとしていることもあって、Windowsタブレットとしてはスペックの割に薄くて軽いという印象だ。サイズ感は現行の「12.9インチiPad Pro」に近く、重量は12.9インチiPad ProのWi-Fiモデル(約682g)より少し重い。
本体のポート類は、USB PD(Power Delivery)による電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力を兼ねるThunderbolt 4(USB4)端子×2のみと、かなり割り切っている。ただし、本体には「USB-C - USB-Aアダプター」と「USB-C - 3.5mmヘッドセットアダプター」が付属するので、USB Type-A接続のUSB機器や3.5mmコネクターを持つヘッドセット(イヤフォン/ヘッドフォン)の接続に困ることはない。アダプターを持ち歩く手間をどう考えるかという問題はあるが……。
本体上部の両端には指紋センサー付きの電源ボタンとボリュームボタンが配置され、その中間部に「XPSタッチペン」の充電ポートが用意されている。本体下部には「XPS Folioキーボード」を装着するための専用端子(ポゴコネクター)が用意されている。海外ではタッチペンとFolioキーボードは別売となる場合もあるが、日本向けモデルでは両者共に標準で付属する。
ワイヤレス通信はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.2に対応する。海外モデルではモバイル通信(LTE)対応構成も用意されているが、日本向けには用意されない。
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