LenovoがPCの画面も表示できるハイエンドAndroidタブ「Lenovo Tab Extreme」とペン入力できるE Inkメモデバイス「Lenovo Smart Paper」を発表CES 2023

» 2023年01月06日 01時00分 公開
[ITmedia]

 Lenovoは1月6日(米国太平洋時間)、ハイエンドAndroidタブレット「Lenovo Tab Extreme」と、AndroidベースのE Inkメモデバイス「Lenovo Smart Paper」を発表した。

 なお、今回発表されたモデルの日本における展開は未定となっている。

外部ディスプレイとしても使える「Lenovo Tab Extreme」

 Lenovo Tab Extremeは、MediaTek製のハイエンドSoC「Dimensity 9000」を搭載するハイエンドAndroidタブレットだ。モバイル通信には対応しない「Wi-Fiモデル」となる。

Lenovo Lenovo Tab Extreme(写真のキーボードは別売となる市場もある)

 メインメモリは12GB、ストレージは256GBを備え、microSDメモリーカードスロットも用意している。OSはAndroid 13をプリインストールし、3世代のOSバージョンアップと、発売から4年間のセキュリティ更新の提供を保証する予定である。

 ディスプレイは14.5型の有機ELパネルで、解像度は3000×1876ピクセル、リフレッシュレートは最大120Hzというスペックを持つ。DCI-P3の色域を100%カバーしており、HDR10規格とDolby Vision規格のHDR表示にも対応する。ウーファーとツイーターに分かれた8つのJBL4チャンネルスピーカーを搭載し、Dolby Atmosにも対応する。

 カメラは、アウト側が約1300万画素(AF対応)と約500万画素(AF非対応)のデュアル構成、イン側が約1300万画素(AF非対応)のシングル構成となる。

 ポート類はUSB 3.2 Gen 1 Type-C端子とUSB 2.0 Type-C端子を備え、両端子共に本体充電とリバースチャージ(他デバイスへの給電)に利用できる。USB 3.2 Gen 1 Type-C端子はDisplayPort Alternate Modeによる映像出力に、USB 2.0 Type-C端子は同モードによる映像入力にも対応している。ノートPCなどのセカンドディスプレイとしても利用可能だ。

10.3型の大きい画面でメモを取りやすい「Lenovo Smart Paper」

 Lenovo Smart Paperは10.3型のE Ink(電子ペーパー)を備える電子メモデバイスだ。軽量のオールメタルボディーで構成されており、手軽に持ち運んで利用できるという。E Inkの解像度は1872×1404ピクセルとなる。

Lenovo Lenovo Smart Paper

 付属の「Lenovo Smart Paper Pen」はバッテリー不要で利用できる。フェルトチップと最大23ミリ秒という低遅延入力によって、ラグなくメモを書き込めるという。筆圧は最大4096段階で検知するようになっており、ペンは「ボールペン」「鉛筆」「マーカー」「書道」など9種類を用意している。

 メインメモリは4GB、ストレージは64GBを備える。ストレージの利用可能領域は50GBほど確保されているため(※1)、メモをたっぷり保存できるのが強みとなる。マイクも備えているので、ボイスレコーダーとして利用することも可能だ。

(※1)ソフトウェアの更新などによって減少する場合がある

 保存したメモや音声データは、「Lenovo Smart Paperアプリ」を通してクラウドで同期できる。Android、iOS、Windowsといった異なるOSとの間でも共有可能だ。

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