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OpenAIがChatGPTとWhisper用のAPIを提供開始/パッチ「KB5022913」の適用でWindows 11が起動不能に週末の「気になるニュース」一気読み!(2/3 ページ)

» 2023年03月05日 09時00分 公開
[山本竜也ITmedia]

パッチ「KB5022913」の適用でWindows 11が起動不能に

 一部のサードパーティー製UIカスタマイズアプリを利用している場合、Windows 11 22H2向けのプレビュー更新プログラム「KB5022913」をインストールすると、Windowsが起動しなくなる不具合が報告されている。

サードパーティー製UIカスタマイズアプリを使用している環境で、Windowsが起動しない不具合が報告されている

 影響を受ける既知のサードパーティー製UIカスタマイズアプリはExplorerPatcherとStartAllBackの2つ。これらのアプリはサポートされていない方法でカスタマイズを行うことが多く、その結果、Windowsデバイスで意図しない結果が生じる可能性があるとしている。

 回避策としては、KB5022913をインストールする前にこれらのサードパーティー製UIカスタマイズアプリをアンインストールすることが推奨されている。なお、StartAllBackに関しては、最新バージョン(v3.5.6以降)に更新することで、この問題を回避できる可能性があるとのこと。

 Microsoftは現在調査中とのことだが、問題が発生した場合には、使用しているアプリの開発者に連絡するようにとしている。

MicrosoftがTeamsの2023年2月アップデートまとめを公開

 Microsoftは2月28日(現地時間)、2月に「Microsoft Teams」で実施したアップデート内容のまとめを公開した。

Microsoft Teamsの2月のアップデート内容まとめが公開された Microsoft Teamsの2月のアップデート内容まとめが公開された

 主なアップデート内容は下記の通りだ。

Microsoft Teams Premium提供開始

 Microsoft Teams Premiumは、パーソナライズ・インテリジェント・セキュリティにフォーカスした有料プラン。AIによる自動字幕や改善された自動翻訳、カスタマイズされた会議テンプレートなどを使用できる。また、会議の出席者の画面共有などに固有の電子透かしを挿入したり、エンドツーエンド暗号化(E2EE)を適用したりできるなど、セキュリティ面でも強化される。

ミーティング関連

  • 匿名ユーザーのタブをサポート:開発者は、Teams会議で匿名ユーザーのタブエクスペリエンスを表示できるようになる
  • 対象を絞った会議中通知:ボットを介して、会議中の特定の人に通知を送信できるようになる

仮想予定 - 基本機能

  • 外部会議向けのTeams カレンダー:Teamsカレンダーから直接、Virtual Appointments Teams 会議テンプレートを使用して外部会議を作成できる。外部の企業対顧客 (B2C) 会議用に調整されたカスタムフィールドが付属する
  • Virtual Appointment Graph API:開発者は、Graph APIを使用し、B2CシナリオのVirtual Appointmentsをプログラムで作成および管理することができる

通話関連

  • iPhone/iPadのピクチャ・イン・ピクチャモード:iOS/iPadOSでピクチャ・イン・ピクチャモードが使用可能に。Teamsのウィンドウをサイズ調整し、任意の場所に配置できる
  • 共催者がブレイクアウトルームの管理可能に:会議の共同主催者が、主催者と同様にブレイクアウトルームを作成、管理、移動できる
  • 画面共有でのプレゼンターウィンドウの使いやすさの向上:新しいプレゼンターウィンドウではコントロールが上部に配置され、画面共有中にアクティブなスピーカーの顔がはっきりと見えるように。「挙手」通知も表示される
  • 認証の改善:サインインの信頼性が向上し、ネットワーク停止の影響を軽減するとともに、電話の正しいオンライン/オフラインの状態がTeams管理センターに反映されるようになった。さらに、認証失敗時には詳細なエラーメッセージが表示される
  • Survivable Branch Applianceで新たな通話制御を実現:ネットワークが停止した場合でも、Survivable Branch Applianceで通話制御を行うことができるようになる。連絡先の検索、名前によるダイヤル、通話履歴からの通話開始も行える
  • Teams Rooms Pro Management ポータルでのAndroidデバイスのサポート:Teams Rooms Pro Managementポータルが、Androidデバイスでの登録/監視およびレポートに対応した

チャットとコラボレーション

  • 配布グループ、メール対応セキュリティグループ、およびMicrosoft 365グループでTeamsチャットを開始:配布グループ、Microsoft365グループ、またはメール対応セキュリティグループに対し、Teamsのチャットを通じて即座にアプローチすることが可能になった
  • user:bot チャットのメッセージに対するイベントの編集と削除のサポート:開発者が、userとbot間のチャットメッセージイベントにアクセスし、編集や削除が可能になった
  • Viva Insightsで送信スケジュールを提案:勤務時間が異なる同僚にチャットメッセージを送信する必要がある場合、チャット作成ボックスでメッセージを入力し始めると、自動的にViva Insightsで送信スケジュールの候補が表示される
  • チャットで全員にメンションする:グループチャットで「@everyone」を使用すると、全員にメンションできるようになる
  • アクティビティフィードでの不在着信通知:「通話」ボタンをクリックするだけで、Teamsのアクティビティフィードから不在着信に直接コールバックできるオプションが追加された

Teams for Education

 Parent Connectionを使用し、教師が生徒の保護者とコミュニケーション可能に。これにより、Teamsを介して保護者との仮想会議を簡単いスケジュールできるようになった。

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