Jon Peddie Research(JPR)は2月27日(現地時間)、2022年第4四半期のPC向けGPU市場の調査結果を発表した。それによると、PC向けGPUの出荷台数は前四半期から15.4ポイント減少し、前年同期比で38ポイント減の6420万ユニットだったという。
内訳としては、デスクトップ向けのGPUが24ポイント減少、ノートPC向け向けは43ポイントの減少で、2011年のピーク以降、最大の減少となった。ただ、2026年までの予測では、年平均0.19%の成長率で、2026年にはインストールベースで30億1300万ユニットに達するとしている。
メーカー別の出荷台数では、前四半期比でAMDの出荷が12.7ポイント減、Intelが16.5ポイント減、Nvidiaが11.7ポイント減となっている。
なお、デスクトップのディスクリートGPU(dGPU)は、前四半期から7.8ポイント増加しており、今後5年間で、PCにおけるdGPUの普及率は 32%のレベルに達すると予想している。
Googleは2月28日、同社のスマートウォッチ「Pixerl Watch」向けに転倒検出機能の提供を開始した。Pixel Watchに組み込まれたモーションセンサーとデバイス上の機械学習を使用し、激しく転倒したかどうかを判断。一定時間動かなかったり、反応がなかったりした場合に緊急サービスに通報する。
転倒を検出し30秒間動きが無かった場合、振動/アラームとともに画面上にメッセージを表示する。問題なければ画面上でアラームを解除できるが、メッセージに1分間反応しなかったり、自身で助けが必要と判断したりした場合には、そのまま緊急サービスに通報を行う。
同様の機能はiOS 16以降のiPhoneやApple Watchにも導入されているが、今冬にはスキーなどでの転倒を衝突事故と誤検出し緊急通報を行うという問題も多数報告されている。これに関してGoogleは、機械学習アルゴリズムと厳格なテストにより、激しい転倒と激しい運動の違い、小さなつまずきからの素早い回復の違いを認識。誤報の可能性を最小限に抑えるために、人間やシミュレーションによる幅広い転倒データ、その他の動作パターンを使ってトレーニングを行ったとしている。
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