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OpenAIがChatGPTとWhisper用のAPIを提供開始/パッチ「KB5022913」の適用でWindows 11が起動不能に週末の「気になるニュース」一気読み!(1/3 ページ)

» 2023年03月05日 09時00分 公開
[山本竜也ITmedia]

OpenAIがChatGPTとWhisper用のAPIを提供開始

 OpenAiは3月1日(現地時間)、ChatGPTおよびWhisperのAPI提供を開始した。開発者はアプリや製品に各サービスを統合できる。

OpenAIがChatGPTを製品に組み込めるAPIを公開した OpenAIがChatGPTを製品に組み込めるAPIを公開した

 ChatGPTのAPIは、製品で利用されているのと同じ「gpt-3.5-turbo」モデルを利用可能だ。価格は1000トークンあたり0.002ドルで、既存のGPT-3.5モデルよりも10倍安いとしている。なお、トークンとはAIがテキストを読み取る単位のことで、英語の場合、約750ワードで1トークンとのことだ。

 一方の音声を認識し文字起こしを行うWhisper APIは、「Whisper Large-V2」モデルをオンデマンドアクセスでも使用できるようになった。1分あたり0.006ドルで利用可能だ。

 OpenAIでは、APIの提供に合わせて利用規約の改定も行っている。APIを通じて送信されたデータは、ユーザーの同意なしにモデルのトレーニングを含むサービスの改善には使用しないことを明記した。なお、データ自体は不正使用や誤用を監視する目的で最大30日間保持される。

MicrosoftがWindows 11 22H2向けのプレビュー更新プログラム公開

 Microsoftは2月28日(現地時間)、Windows 11バージョン22H2向けのプレビュー更新プログラム「KB5022913」をリリースした。

Windows 22H2向けのプレビュー更新プログラムがリリースされた

 この更新プログラムは、セキュリティアップデートを含まない「Cリリース」と呼ばれるもので、オプション更新として手動で適用できる。Windows 10およびWindows 11 21H2向けには2月21日に配信されており、これで2月のプレビュー更新プログラムが出そろったことになる。

 今回の更新プログラムでは、多数の新機能が追加された。主なところでは下記の通りだ。

・タスクバーでの検索結果がフライアウト表示

 タスクバーの検索ボックスで検索を行うと、検索結果がフライアウト表示されるようになった。また、Bingプレビューに参加し、AIを利用した新しいBingにアクセスできる場合は、検索ボックスからも同じく新しいBingにアクセスし、チャットを始めることができる。

・Windows Studio Effects

 対応NPUを搭載したデバイスでは、タスクバーのクイック設定から背景ぼかしやアイコンタクト、自動フレーミングなどのWindows Studio Effectの設定が行えるようになった。

・クイックアシストアプリ

 「クイックアシスト」アプリがスタートメニューの「すべてのアプリ」リストに表示されるようになった。

・2-in-1デバイス用タスクバー

 タブレットとして利用できる2-in-1デバイス向けに、最適化されたタスクバーが追加された。キーボードを取り外したり、ディスプレイを裏に回してタブレットスタイルにすると自動で切り替わる。タッチ操作がしやすいようアイコンが大きく表示される他、スワイプ操作で最小化することもできる。

・点字デバイスのサポート強化

 ナレーターとサードパーティースクリーンリーダーを切り替えている間も、点字デバイスを利用可能に。ナレーターでの新しい点字ディスプレイと新しい点字入出力言語のサポートも追加される。

・音声アクセスに新コントロール追加

 音声アクセスが強化され、「Click 5」などの数字を含む名前や、「click PivotTable」や「click PivotChart」など空白を含まない名前、「Bluetooth & devices」や「Dial - up」など特殊文字を含む名前がサポートされる。

・タスクマネージャーの強化

 バイナリ名やPID、パブリッシャー名を使ってフィルタリングが可能になる。また、効率モードでは確認ダイアログをオプトアウトできるようになった。

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