Microsoftは2月28日(米国太平洋時間)、Windows 11(バージョン22H2)の最新アップデートで利用できるようになる新機能(一部プレビュー提供)の概要を明らかにした。
OSの新機能は「Windows Update」のオプション更新として同日から配信が始まっており、3月の月例セキュリティアップデートで全ユーザーに適用される。新しいアプリについても、同日から「Microsoft Store」からダウンロード可能だ。
この記事では、主な新機能を紹介する。
Windowsのタスクバーの「検索」機能では、対話型のAI言語モデルを適用した「新しいBing」にアクセスできるようになる。通常のWeb検索はもちろん、チャット、質問やコンテンツ生成にも対応するようだ。
Windows 11 PCとスマートフォン/タブレットをリンクさせる「Phone Link」は現在、Androidスマホ/タブレットにのみ対応している。今回、iOSデバイス(iPhone)とのリンク機能が新たに実装されることになった。
ただし、iOSデバイスとのリンク機能は「プレビュー版」という扱いで、Windows 11のInsider Preview版を利用しているユーザーに順次提供される。また、このプレビュー版はPhone Linkアプリのバージョンではなく、ユーザーに依存するため、最新版のアプリを導入しても使えるとは限らないので注意が必要だ。
サムスン電子の「Galaxy」ブランドのスマホ/タブレットのうち、Phone Linkアプリが統合されているモデルを利用ているユーザーは、Windows PC側とスマホ側双方のアプリを最新バージョンにすることで以下の機能を利用できるようになる。
これらの機能はInsider Preview版でなくても利用できる。
Windows 11 バージョン22H2で追加された「Windows Studio Effects」は現状、「設定」画面から設定を行う必要がある。
今回のアップデートでは、タスクバーからもWindows Studio Effectsの設定を行えるようになった。わざわざ「設定」を開く手間が省ける。
なお、Windows Studio EffectsはMicrosoftが特に認めたPCでのみ有効となる。全てのPCで利用できるわけではないので注意しよう。
Windows 11では、タスクバーから「Microsoft Teams(個人向け)」のチャットを利用できる。
今回のアップデートでは、動画のプレビューから通話を開始したり、通話リンクを簡単に共有したりできる仕組みが導入される。また、複数の会話を並行している場合の利便性を向上すべく、同じウィンドウ内でチャットを移動できるようにした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.