うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。世界中には、結構面白い話題があるものです。この記事で一気にチェックしましょう!
Microsoftは10月18日(現地時間)、「Windows 11 2022 Update」(バージョン 22H2)向けに、新機能の提供を開始した。以前から予告されていたエクスプローラーのタブ化や、タスクバーのオーバーフロー表示などが含まれている。
エクスプローラーのタブ化など、Windows 11 22H2向けの新機能の提供が開始された
一部未提供のものもあるが、追加される機能として挙げられるのは下記の通りだ。
- タブ表示に対応するエクスプローラーの実装
- タスクバーのオーバーフロー表示の実装
- タスクバーに収まりきらないアプリを、1つのスペースで表示できるようになる
- タスクバー右クリック時に「タスクマネージャー」の起動メニューを追加
- 「近距離共有」の機能強化
- Bluetoothを利用できないデバイスでもファイルなどを共有できるようになる
- 「フォト(Photos)」アプリのアップデート(10月末に提供予定)
- リッチなギャラリーや写真コレクションの実装
- 画像の閲覧/検索/管理/利用が簡単に
- 画像のOneDriveへのバックアップも簡単に
- iCloud写真との統合(11月に提供予定)
- クリップボードへのコピー時の「Suggested Actions」の実装(米国、カナダ、メキシコのみ)
- 電話番号や日付と思われる文字列をコピーすると、「Microsoft Teams」の起動や「カレンダー(Calender)」へのイベント追加など、コピーした内容に則したアクションを提案
なお、このアップデートはWindows Updateから手動でインストールする必要がある(KB5019509)が、11月のセキュリティ更新プログラムとともに全ての22H2の環境にリリースされるとのことだ。
9月から提供開始されたWindows 11 2022 Updateでは、従来の「Windowsコンソールホスト」に代わり、「Windows Terminal」がデフォルトのターミナルになっている。
一般ユーザーにとってはあまり気にすることがない変更ではあるが、従来はWindowsコンソールホストがコマンドプロンプトやWindows PowerShellを起動していた。しかし、22H2環境ではWindows Terminalが起動するようになり、これにより今まではできなかったいくつかの機能が利用可能となっている。
Windows 11 22H2では、Windows Terminalがデフォルトのターミナルになった
Microsoftは10月18日(現地時間)、「Windows Terminal」で利用できるファンが気に入る機能として、いくつかの機能を公式ブログで紹介した。
- プロファイル:Windows Terminal内で複数のプロファイルを作成し、切り替えられるようになる。デフォルトではPowerShellが割り当てられているが、設定から変更できる
- タブとペイン:プロファイルはタブで切り替えられる他、「Alt」キーを押したままタブの追加ボタンやプロファイルをクリックすると画面分割も可能
- コマンドパレット:「Ctrl+Shift+P」キーで利用できるコマンド(ショートカット)を表示
- フルカスタマイズ:設定画面からアプリの背景や配色、フォントなどさまざまな項目をカスタマイズ可能
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