先週は、ASRockからAMD A620チップセットを搭載したマザーボードが3モデル登場している。
4基のDDR5メモリスロットや3基のM.2 SSDスロットを備えた「A620M Pro RS」と、2基のDDR5メモリスロットおよび2基のM.2 SSDスロット(ともにPCIe Gen 4対応)を搭載する「A620M-HDV/M.2+」、2基のDDR5メモリスロットと2基のM.2 SSDスロット(PCIe Gen 4とGen 3対応)などを積んだ「A620M-HDV/M.2」だ。
価格は順に2万2000円前後と1万9000円前後、1万7000円前後(税込み、以下同様)となる。
Socket AM5対応のエントリーチップセットであるA620を搭載したモデルは、2023年4月にギガバイトから「A620M GAMING X」が2万2000円前後で登場しているが、2万円を切るモデルは初めてとなる。
パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「(2万円切りの2モデルは)DDR5メモリスロットが2基という点が、好みを分けるところはあるでしょうね。ただ、割り切った構成でRyzenで組むならありなんじゃないかと思います」と話していた。
なお4月下旬には、海外のユーザーがAMD X670Eマザーに載せたRyzen 7800X3Dの一部が焦げ付いて破損したというレポートがあり、一部で話題となった。この影響を各ショップに尋ねたところ、「『大丈夫なの?』という質問はいくつか受けました」(某ショップ)といったコメントを複数聞いたが、いずれも売れ行きに関してはほぼ影響がないという。
別のショップは「メーカーさんの技術的な検証が済んでいるようで、お客さんの反応を見ても冷静な印象ですね。Ryzen 7000X3Dシリーズの売れるペースもこれまでと変わりません」と話していた。
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