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VAIO Pro BKはビジネスノートPCの「新しい定番」にふさわしい? 実力を徹底的にチェック!(2/3 ページ)

» 2023年05月25日 17時00分 公開
[マルオマサト,ITmedia]

実用十分なポート類 USB PD充電にも対応

 ポート類も、実用面における十分さを追求している。

 左側面には電源入力端子、USB 3.2 Gen 1 Standard-A端子、イヤフォン/マイクコンボ端子とmicroSDメモリーカード(UHS-I対応)を、右側面にはUSB 3.2 Gen 1 Standard-A端子×2、HDMI出力端子、USB 3.2 Gen 2 Type-C端子と有線LAN端子(1000BASE-T対応)を備える。USB 3.2 Gen 2 Type-C端子はUSB PD(Power Delivery)による電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。

 通信機能は有線LANの他、、Wi-Fi 6(2.4GHz/5GHz帯)対応の無線LANと、Bluetooth 5.1を標準装備している。

前面部 前面部を見る。トップカバーの断面には傾斜が付いているので、開きやすくなっている
背面部 背面部を見る。ヒンジがボディーの底部にあることが分かる
左側面 左側面にはセキュリティロックスロット、電源入力端子、USB 3.2 Gen 1 Standard-A端子、イヤフォン/マイクコンボ端子とmicroSDメモリーカードスロットを備えている
右側面 右側面にはUSB 3.2 Gen 1 Standard-A端子×2、HDMI出力端子、USB 3.2 Gen 2 Type-C端子と有線LAN端子を備える
ヒンジ回り 画面を開くとトップカバーがボトムカバーの下に潜り込んで傾斜がつくようになっている
ヒンジを開く ヒンジは画面が180度になるまで開く

 バッテリーの容量は50Whで、公称の最長駆動時間は約16時間(JEITAバッテリ動作時間測定法 Ver.2.0による計測値)と、スタミナも十分に備えている。

 ACアダプターは独自端子で、最大で65W出力に対応する。ACケーブルを別途差し込むタイプだが、出力の割にコンパクトなので持ち運ぶのも苦にならない。USB PDにも対応しているので、市販のUSB PD対応充電アダプターも利用可能だ(全てのアダプターが利用できることを保証するものではない)。

バッテリー情報 バッテリーの容量は51Whとなる
いたわり充電 VAIOの設定では、満充電をしないことでバッテリーの物理的な寿命を延ばす「いたわり充電」を有効にできる
ACアダプター 付属するACアダプターは独自端子のもので、最大65W出力となる。ACケーブル込みの実測重量は225gだった

位置にこだわったWebカメラ ビデオ会議向け機能も充実

 液晶ディスプレイの上部には、約92万画素のプライバシーシャッター/顔認証ユニット付きWebカメラとアレイマイクを搭載している。

 最近はWebカメラの画素数を向上してフルHD(1920×1080ピクセル)撮影に対応するノートPCが増えているが、その分モジュールのサイズが大きくなる。今回の新モデルでは、コンセプトを考慮した結果、画素数をあえて抑えた上で、より自然なアングル(画角)を実現すべくモジュールの設置角度を5度下方に傾けたという。使ってみると、確かに従来モデルよりも角度的にはより自然に映るようになっている。

 このカメラは顔認証にも対応しているので、Windows Helloに顔情報を登録しておけば、カメラに顔を向けるだけでノータッチログインが可能だ。

 なお、VAIO Pro BKは指紋センサーを備えていない。一方で、VAIO F14は電源ボタンと一体化された指紋センサーを備えており、顔認証と併用できる。ビジネス向けだからこそ、CTOオプションで指紋センサーの搭載に対応してほしかったところである。

カメラ Webカメラは約92万画素で、顔認証(赤外線撮影)ユニットを一体化している。プライバシーシャッター付きなので、使わない時は物理的にふさいでおくことができて安心だ
電源ボタン コンシューマーモデルのVAIO F14には電源ボタンに指紋センサーが搭載されているが、ビジネスモデルのVAIO Pro BKには搭載されていない

 カメラ回りの付加機能としては、背景ぼかしやオートフレーミング、逆光補正といった効果も用意されている。マイクとスピーカーのノイズキャンセリング機能も備える。

 “ほどほど”であっても、昨今のノートPCにおいて真に求められていることはきっちりと対応しているのはさすがだと感じる。とりわけ、利用頻度が高まっているビデオ(Web)会議やビデオチャットをよい画質かつよい音声で使えることはありがたい。

カメラ設定 Webカメラ回りの詳細な設定はVAIOの設定から行える
音声設定 スピーカーやマイクの設定もVAIOの設定にある

打ちやすく、摩耗に強いキーボード

 画面は、14型の液晶ディスプレイを搭載する。表面はアンチグレア加工で、照明や外光などは映り込みにくい。色味は素直だが、色域は狭く、普及機なりの表示品質となっている。

液晶ディスプレイ 14型液晶ディスプレイの最大解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)となる。表面は映り込みにくいアンチグレア仕様だ
i1 Display Pro/i1 Profiler 「i1 Display Pro」を使ってディスプレイの色域を計測し、「i1 Profiler」で表示した結果
色域を模式図化 i1 Profilerで作成したICCプロファイルを「Color AC」(Phonon氏・作)で表示した図。実線が本製品の色域で、点線がsRGBの色域。sRGBカバー率は66%だった

 キーボードは6段配列のアイソレーションタイプだ。実測のキーピッチは縦横とも約19mmで、極端に小さいキーもなく、Enterキーは大きめでカーソルキーが独立して配置されているなど、使いやすい配列である。

 キートップには、わずかなくぼみが付けられていて指が置きやすく、スイッチの感触も良好だ。このキートップは、透明樹脂の上に文字色塗装と表面色塗装を重ね、レーザーで後者を剥離させる手法で印字している。さらに、その上から特別配合したUV塗装を行うことで摩耗や汚れへの耐性を高めている。

 アルミ合金製の1枚板を利用したパームレストも、傷に強い表面処理を施し、長期間美しい外観を保てるような配慮をしている。

キーボード キーボードはゆったりとした配列で、とても打ちやすい
設定 キーボードの機能設定はVAIOの設定から行う
設定 最上段の共有キーの優先度の設定も、VAIOの設定で行える

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