ASUSTeKのROG XG Mobileは、ROG Flowシリーズの2in1タブレットPC/モバイルPCに装着し、グラフィックス性能の強化および接続性を拡張できる外付けのGPUユニットだ。
3月に発売された最新モデル「ROG XG Mobile GC33Y」は、ゲーミングノートPC向け最強GPUを搭載するとともにインタフェースも大幅に強化されている。
今回は、対応製品の1つである「ROG Flow Z13(2023)GZ301」の最上位モデル「GZ301VV-I9R4060」とともに実機を入手したので、内容や性能を詳しく検証していきたい。
ボディーサイズは、217(幅)×165(奥行き)×32.6(高さ)mm。重量は約1.3kgだ。コンパクトなボディーで、背面には開閉式のキックスタンドを装備しており、自立できる。
搭載しているGPUは、NVIDIA GeForce RTX 4090 Laptop GPU(16GB)。これは現行のゲーミングノートPC向けの最上位モデルだ。最新のAda Lovelace アーキテクチャとTSMCの4nmプロセスルールを採用しており、ゲーミングノートPC向けでは最速だったGeForce RTX 3080 Ti Laptopから、電力効率を維持しつつ、大幅なスペックアップを果たしている。
最大グラフィックスパワーは約150W。ROGシリーズのゲーミングノートの中には独自に最大175Wまで引き上げたモデルも存在するが、NVIDIA GeForce RTX 4090 Laptop GPU(16GB)本来のスペックは80〜150Wであり、その最大値を引き出せる設計だ。
GPUの冷却にはベイパーチャンバー(ヒートパイプの原理を応用した冷却素子)を採用。効率の良い冷却ができるようになっている。
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