「Google Pixel Tablet」を競合製品と比較 第2世代Nest Hubの代わりにはならないと思った理由山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/5 ページ)

» 2023年06月26日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
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画面はGoogle Nest Hubそっくりも使い方には大きな違い

 もっとも実際の使い勝手は、AlexaのShowモードとはかなり異なっている。Showモードが、「タブレットのOS」から「スマートホームのOS」へと画面が完全に切り替わるのに対し、本製品はスクリーンセーバーを設定することで見た目はそっくりになるものの、タップすると表示される画面は通常のタブレットのそれだ。

 従って、最初からスマートホームのOSが動作しているGoogle Nest Hubのように、下から上にスワイプしてメニューが表示されたり、横スワイプすることでメディア、コミュニケーションなどの機能を呼び出したりすることもできない。そのあたりは音声で操作するか、もしくはタブレットでやってくれということなのだろう。

 またスクリーンセーバーなどの選択肢もかなり少なめで、中でも時計はやたらエキセントリックなデザインしか用意されていない。このあたり、Google Nest Hubを使っていると、UIが似ているだけにできない点が目立ってしまう。実はタブレットの設定画面の「ハブモード」の中にこれらにまつわる設定があるのだが(詳細は後述)、階層が深く見つけられないのが困りものだ。

Pixel tablet Google タブレット スマートスピーカー スマートディスプレイ ホーム画面。スクリーンセーバーとして動作しており、画像はローテーションで切り替わる
Pixel tablet Google タブレット スマートスピーカー スマートディスプレイ 画面をタップするとロック解除の画面が表示される。ロックを解除するとタブレットのホーム画面が表示される
Pixel tablet Google タブレット スマートスピーカー スマートディスプレイ 指紋認証でロックを解除すると、タブレットのホーム画面が表示される。この状態でも音声で操作することは可能だ
Pixel tablet Google タブレット スマートスピーカー スマートディスプレイ こちらはGoogle Nest Hubの挙動。画面タップだけでさまざまな情報を呼び出せる
Pixel tablet Google タブレット スマートスピーカー スマートディスプレイ 画面を下→上にスワイプすると下段にメニューが表示され、明るさ調整や音声のミュート、アラーム設定などが行える。本製品はこの操作には対応しない
Pixel tablet Google タブレット スマートスピーカー スマートディスプレイ 画面を右→左にスワイプするとスマートホームやメディア、コミュニケーションなどのメニューが表示される。この操作についても本製品は対応しない
Pixel tablet Google タブレット スマートスピーカー スマートディスプレイ 画面を左→右にスワイプすると時計が表示される。この操作もやはり本製品は非対応だ
Pixel tablet Google タブレット スマートスピーカー スマートディスプレイ 本製品に用意されるスクリーンセーバーのうち、時計についてはエキセントリックなデザインばかりで、無難なデザインがない

 ただしスマートホーム関連だけは、画面上にある家マークのアイコンをタップすることで、スマートホームデバイスの操作パネルが表示される。この画面は先日リニューアルされたGoogle Homeアプリと共通のデザインで、使い勝手も同じなので(中身は同じGoogle Homeなので当然だが)、同アプリを使っている人はなじみやすいだろう。

Pixel tablet Google タブレット スマートスピーカー スマートディスプレイ スマートホーム関連だけは別途画面が用意されており使いやすい。呼び出すには画面上の家マークのアイコンをタップする
Pixel tablet Google タブレット スマートスピーカー スマートディスプレイ スマートホームデバイスの一覧が並ぶ画面が表示された。これはGoogle Homeのデザインと同一だ。右下にはGoogle Nest Camのライブ画像も表示されている

 続いて、音声で呼び掛けてみよう。

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2024年05月09日 更新
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