では、そろそろまとめていきましょう
Pixel Tabletはさまざまな見方ができるデバイスです。「ちょっと高い、普通のAndroidタブレット」にも見えるでしょうし、「Google Nest Hubの上位版と、出来の良いタブレットが両取りできる製品」とも見えるでしょう。人によっては「Googleが10年来やる気のなかったタブレット分野と、ここ数年やる気が感じられないホームデバイスが両取りできる製品」まであるかもしれません。
使用頻度こそが真のコスパ、と何度か述べている自分にとっては、「使用頻度が落ちやすく、使わないのが習慣化しやすい」というタブレット共通の問題に正面から取り組んで、しっかりと一定の改善を見せた製品に見えます。一方で、最適化されていないアプリが多く、生産的な用途でも立ち遅れているというAndroidタブレット全体の問題が、利用機会の足かせになっているともいえるでしょう。
この問題が足かせのまま終わるのか、それとも、良くなったね、伸び代だったねと言える日が来るのか……。自分は最近の各社のタブレットへのやる気や、折り畳みスマホの流れを見ながら少し希望をもっています。今後も注目していきたいと思います。
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