こんにちは! イラストレーターのrefeiaです。
そろそろ新しいノートPCが欲しいので、今回は日本マイクロソフトの「Surface Pro」シリーズで最新モデルとなる「Surface Pro 9」を見ていこうと思います。
思えば、前回Surface Proをレビューしたのが2017年……当時は、そこそこの性能があって筆圧ペンが使えてコンパクトにまとまっているデバイス自体が珍しかったので、単純に「結構描ける、すごい」と感動したものでした。
そして年は過ぎ、iPad Proが上げまくったハードルもだんだん普通になり、Surface Proもコンセプトを守ったまま進化を続けています。ならばそろそろ「結構描ける」どころじゃなくなっていてもいい頃合いです。
今回は2022年11月に発売されたSurface Pro 9のCore i7モデルをお借りして、じっくり見ていきたいと思います。
まずは本体の外観と機能から見ていきましょう。Surfaceおなじみのキックスタンドを背面に搭載した本体は高級感がありますが、要所で角を落としたり、緻密さを盛りすぎたりしないことで、適度に親しみを持てる良いバランスになっています。
インタフェースはThunderbolt 4対応のUSB Type-C端子が2基と、磁気吸着式の充電端子(Surface Connect)が1つです。Surface ConnectだけではなくUSB Type-C端子から充電もできるので、付属の充電器は家に置いてきてしまったといった場合も、手持ちのUSB Type-C対応のACアダプターなどがあればカバーできます。
別売のキーボードとペン(Surface スリム ペン 2)も親しみを持てるデザインで、キーボードは本体に磁気吸着させて接続、ペンもキーボードのくぼみに磁気吸着して無線で充電されます。
キーボードは有線接続なので、イラストに集中したい時に自由に配置して使うことはできず、お腹やペンを持った腕に干渉して邪魔になりやすいです。かといってキーボードを取り外しているとペンを充電することができません。ペンのバッテリーは非常によくもつので(最長15時間)大きな障害になるわけではないですが、意外なトラップですね。
キーボードはアルカンターラ素材で肌触りが良く、暑い日にも寒い日にも不快感が起きにくいですが、店頭展示などを見ると汚れてきていることがあります。公式に清掃方法の情報は提供されていますが、気にする人は黒を選ぶとよさそうです。
それでは本体性能も少し見ておきましょう。まずはディスプレイから。
Surface Pro 9は、13型で2880×1920ピクセルの解像度を備えたディスプレイを採用しています。普通のノートPCでは16:9や16:10のアスペクト比が多いですが、本機は3:2なので縦幅に余裕があって使いやすいです。また、iPad ProなどのRetinaディスプレイと近いピクセル密度(266ppi)で、手に持って使う距離でも十分に緻密で滑らか、なおかつ無駄に4K(3840×2160ピクセル)などにしないことで電力/発熱とのバランスを取っています。
さらに、デフォルトではないですが120Hzのリフレッシュレートにも対応しています。今回は60Hzのまま試用しますが、タッチ操作でのスクロールなどを多用するなら快適さが違うので、120Hzも魅力的だと思います。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.