こんにちは! refeiaです。
今回は、高性能Windowsタブレットでお絵描きの夢を見ていこうと思います。
実はここ数年、Windowsタブレットはお絵描きデバイスとしては積極的にアンテナを張ってはいませんでした。Surface Proなどで結構描けることに感心した時期もありましたが、iPad ProとApple Pencilが出て以来はパフォーマンスとペン性能の基準が一気に上がりました。
そして、さして向上が見られないまま値段だけApple Pencil並みになってしまったWindowsタブレットのペンを眺めながら、徐々に興味が薄れていったのです。
逆に言えば、動作が速くて良いペンが使えるWindowsタブレットならば興味があります。そこに現れたのが富士通クライアントコンピューティング(FCCL)の「FMV LOOX」で、高速で評判の良い第12世代Coreプロセッサと、ワコムの新開発のペンを採用したタブレット端末です。
FMV LOOXは、13.3型でフルHD(1920×1080ピクセル)表示対応の有機ELディスプレイと、第12世代Core i7またはCore i5を搭載する、ファンレスのWindowsタブレットです。後ほど実際のイラスト用アプリの使用感も述べますが、機能や性能などを詳しく知りたい方はこちらの記事を参照してください。
LOOXに組み合わされるペンは、世界初採用となる「Wacom Linear Pen」です。
Wacom Linear Penは、従来の静電気センサー式のペンを進化させたもので、
などの改善で、最高の手書き体験を提供するとうたわれています。
この分野で比較対象になりやすいApple Pencilは、初登場から数えれば約7年、途中で形状や機能がアップデートされたものの、描画性能の向上は特にアピールされなかった時から見ても4年間、大きな性能向上を果たしているわけではありません。
Linear Penがここで精密な書き味やホバーの実用性を示せば、Apple Pencilの弱点を刺す一矢になることができるはず……。
それでは、本体からペンへと、じっくり見ていきましょう。
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