以上ざっと見てきたが、ケースとしての保護性能の高さと、基本的な入力性能にウェイトを置いた製品という印象だ。スマートさ重視で保護性能はあまり高くない純正のMagic Keyboard Folioと比べると、保護性能は高い一方で、見た目はややゴツい。このあたりの好き嫌いは、ユーザーによってかなり評価が分かれるだろう。
隠れたメリットとして、奥行きをあまり取らないことは指摘しておきたい。これはトラックパッドがない副産物で、実測で奥行きは25cm前後しかないことに加えて、本体とキーボードはマグネットでかなり強力に吸着するため、膝の上に乗せての作業などにも対応できる。トラックパッドがないことが、マイナスばかりと考えるのは早計だ。
実売価格は1万8700円と、純正のMagic Keyboard Folio(3万9800円)のおよそ半額とリーズナブルだ。iPadに対応するケース一体型キーボードを探しており、トラックパッドやSmart Connecter接続にこだわりのないユーザーにとっては、予算優先の選択肢としてチェックすべき製品といえそうだ。
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