耐衝撃構造を備えたiPad用キーボード ロジクール「RUGGED FOLIO」を使ってみたiPadキーボードカバーの道(1/4 ページ)

» 2020年02月13日 11時00分 公開
[山口真弘ITmedia]

 iPadOS 13.1からマウスに対応したことで、さらにPCライクな使い方ができるようになったiPad。マウスでポインタを動かしての操作が可能になったことで、スタンドに立てた状態で使う機会は、これまで以上に増えるだろう。

 マウスを接続してPCライクに使うにはキーボードの存在も欠かせないが、iPadと一体化させて持ち歩けるケース一体型キーボードは、現時点で選択肢はそれほど多くない。特にSmart Connectorへの対応を条件とするならば、これまでは純正のSmart Keyboard、およびSmart Keyboard Folioしか選択肢が事実上存在しない状況だった。

 今回紹介するロジクールの「RUGGED FOLIO」は、最新の第7世代iPad用ケース一体型キーボードだ。Smart Connectorにも対応しており、本体と一体化して持ち歩けるのが大きな利点だ。今回はメーカーから借用した機材を元に、純正のSmart Keyboardと比べてどこが違うのか、その使い勝手をチェックしよう。

RUGGED FOLIO ロジクールの「RUGGED FOLIO」。対応機種は最新の第7世代iPadのみだ。保証期間は2年となっている
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背面までがっちり保護、耐衝撃性能に優れたケース

 本製品は、第7世代iPadと一体化して持ち歩くことを前提とした保護ケースだ。ノートPCと同様に、画面に重ねて閉じる構造を採用している。Smart Connectorにも対応しており、ペアリングなどの作業を必要とせず、iPadをセットすればすぐに利用できるのが特徴だ。

 第7世代iPadに対応する純正のSmart Keyboardは、そもそもカバーではないので背面が覆われておらず、保護カバーを別途用意しなくてはいけない。側面もむき出しなので、落下などで角からぶつけた場合は高い確率で破損につながる。

 その点、本製品は側面もしっかりとガードされており、落下した時の破損の不安も少ない。内側をのぞくと、耐衝撃タイプのポータブルHDDと同じように、落下の衝撃を吸収、分散する構造になっており、耐久性は高そうだ。ホームページには「米軍規格をしのぐ落下保護」とあることから、いわゆるミルスペックに準拠していると考えられる。

RUGGED FOLIO 左がRUGGED FOLIOで、右が純正のSmart Keyboard。パームレストを搭載する点と、本体を背面まで完全に覆う構造がRUGGED FOLIOの特徴だ。
RUGGED FOLIO iPad本体とは、Smart Connectorで信号のやり取りを行う
RUGGED FOLIO 耐衝撃タイプのポータブルHDDに似た構造で、保護性能は高そうだ
RUGGED FOLIO 四隅も完全にガードされる
RUGGED FOLIO こちらは純正のSmart Keyboard。背面および四隅を含む側面が完全に露出するので、そのまま持ち出すと落下などで破損、故障につながりやすい
RUGGED FOLIO RUGGED FOLIOにiPadを装着した状態。Bluetoothタイプのようなペアリングは不要で、Smart Connecter経由ですぐに使えるようになる
RUGGED FOLIO 横から見たところ。パームレストがある分、奥行きをかなり取る
RUGGED FOLIO 背面のキックスタンドはカチッと止まる構造ではなく、自由に可変する。これは最大まで倒したところ
RUGGED FOLIO 両側面から見たところ。キーボードの付け根にあたる部分がやや盛り上がっている。Lightningまわりは口径に余裕があり、純正ではないLightningケーブルの装着も無理なく行えそうだ
RUGGED FOLIO 前後から見たところ。ペン収納部があり、Apple Pencilなどを挿して持ち歩ける

 では、早速使ってみよう。

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