iPadOS 13.1からマウスに対応したことで、さらにPCライクな使い方ができるようになったiPad。マウスでポインタを動かしての操作が可能になったことで、スタンドに立てた状態で使う機会は、これまで以上に増えるだろう。
マウスを接続してPCライクに使うにはキーボードの存在も欠かせないが、iPadと一体化させて持ち歩けるケース一体型キーボードは、現時点で選択肢はそれほど多くない。特にSmart Connectorへの対応を条件とするならば、これまでは純正のSmart Keyboard、およびSmart Keyboard Folioしか選択肢が事実上存在しない状況だった。
今回紹介するロジクールの「RUGGED FOLIO」は、最新の第7世代iPad用ケース一体型キーボードだ。Smart Connectorにも対応しており、本体と一体化して持ち歩けるのが大きな利点だ。今回はメーカーから借用した機材を元に、純正のSmart Keyboardと比べてどこが違うのか、その使い勝手をチェックしよう。
耐衝撃構造を備えたiPad用キーボード「RUGGED FOLIO」を使ってみた ←本記事
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本製品は、第7世代iPadと一体化して持ち歩くことを前提とした保護ケースだ。ノートPCと同様に、画面に重ねて閉じる構造を採用している。Smart Connectorにも対応しており、ペアリングなどの作業を必要とせず、iPadをセットすればすぐに利用できるのが特徴だ。
第7世代iPadに対応する純正のSmart Keyboardは、そもそもカバーではないので背面が覆われておらず、保護カバーを別途用意しなくてはいけない。側面もむき出しなので、落下などで角からぶつけた場合は高い確率で破損につながる。
その点、本製品は側面もしっかりとガードされており、落下した時の破損の不安も少ない。内側をのぞくと、耐衝撃タイプのポータブルHDDと同じように、落下の衝撃を吸収、分散する構造になっており、耐久性は高そうだ。ホームページには「米軍規格をしのぐ落下保護」とあることから、いわゆるミルスペックに準拠していると考えられる。
では、早速使ってみよう。
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