ロジクール「SLIM FOLIO」はキーボード付きiPadケースの決定版となるか?iPadキーボードカバーの道(1/3 ページ)

» 2020年02月25日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]

 ロジクールの「SLIM FOLIO」は、第7世代iPadと一体化させて使う、キーボード付きの保護ケースだ。純正のSmart Coverとは異なり背面までをカバーできる構造になっており、外出先にiPadを持ち歩いての効率的なテキスト入力を行う際に重宝する。

 このSLIM FOLIO、これまでもiPadの各モデルに対応した製品が販売されており、今回のモデルは第7世代iPadに対応した新製品だ。つまり、シリーズとしてはかなりのロングセラーなのだが、同社からは先日「RUGGED FOLIO」なるキーボード一体型ケースが新しく発売されている。対応機種も同じということで、どこが違うのか気になるところだ。

 もっとも実際に使ってみると、同じキーボード一体型ケースでも、製品としては全く異なる性格を持っていることが分かる。今回はその「RUGGED FOLIO」はもちろん、純正のSmart Coverとも比べながら、本製品の特徴をチェックしていく。

SLIM FOLIO ロジクール「SLIM FOLIO」。今回紹介する第7世代iPad対応モデルの他に、第3世代iPad Air対応モデル、さらにiPad(第5世代と第6世代)対応モデルをラインアップしている。カラーバリエーションも、ブラックとグラファイト コントラストから選べる
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「RUGGED FOLIO」とは似て非なる製品

 本製品は、前回紹介したRUGGED FOLIOとは外見および色も酷似しており、製品名やパッケージのデザインもそっくりだが、製品の仕様は全くと言っていいほど異なっている。まずは外観を見ていこう。

 「キーボード+背面カバー部」という構成は同じだが、背面カバーはハードタイプとなっている。傷を防ぐのには向いているが、前回のRUGGED FOLIOのように落下時の衝撃を軟質樹脂のヒダで分散、吸収してくれる構造ではない。またボタン部やスピーカー部分を中心に開口部分がかなり広く、防水防じんの効果は高くなさそうだ。

 RUGGED FOLIOは、ボディーの主要な部分にキャンバス地の素材が使われていたが、本製品はプラスチックのようなボディーの上から、ビニール感の強い樹脂で覆った構造になっている。「RUGGED FOLIO」にあったパームレストがないのも大きな違いだ。

 一旦iPadに装着すると、取り外しに四苦八苦するほどフィット感が高かったRUGGED FOLIOと異なり、本製品はボディーの縁を持って背面から押すと比較的簡単に取り外せる。落下の衝撃などで外れやすいという意味ではマイナスなのだが、iPad本体を頻繁に取り外す利用スタイルであれば、この特徴が利点になることもあり得るだろう。

SLIM FOLIO パッケージ。手前が本製品、奥(左)が前回紹介したRUGGED FOLIO。意匠は共通だ
SLIM FOLIO 左が本製品、右がRUGGED FOLIOだ。本体を背面まで完全に覆う構造は共通だが、キーボードの位置、パームレストの有無など、仕様は大きく異なる
SLIM FOLIO 背面カバー部はハード仕様だ。スマホケースなどでよく見られるタイプで、着脱は容易に行える
SLIM FOLIO 背面カバーのアップ。前回の「RUGGED FOLIO」と異なり、ボタン部は貫通している
SLIM FOLIO カバーをたたんだ状態。天板は凹凸のないフラットなデザインだ
SLIM FOLIO 底面はかなり複雑なディティールで、開口部もかなり多い
SLIM FOLIO 両側面から見たところ。Lightningおよびスピーカー回りは開口部が広い
SLIM FOLIO 前後から見たところ。Apple Pencilなどを挿して持ち歩ける

 もう1つ、両者の大きな違いに、接続方法の違いがある。本製品はiPad独自のSmart Connectorは使用せず、汎用(はんよう)的なBluetoothで接続する。そのため利用開始にあたってペアリングが必要になる他、電池の交換が必要になる。

 実際には、1日2時間のタイピングでバッテリーは4年持つとのことで、電池の心配をする必要はほぼなさそうだが(製品サイクルを考えると、1度も電池を交換しないまま製品を手放すことになる可能性すらある)、機内モード時には使えないなど、Bluetoothならではの制限があることは注意したい。

SLIM FOLIO Bluetooth接続ということで、iPad本体のウィジェットには、電池残量が表示される(赤枠部分)

 それでは、早速利用してみよう。

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