ロジクール「SLIM FOLIO」はキーボード付きiPadケースの決定版となるか?:iPadキーボードカバーの道(3/3 ページ)

» 2020年02月25日 12時00分 公開
[山口真弘,ITmedia]
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価格の安さは魅力。気になるポイントを許容できるかが分かれ目

 以上のように、RUGGED FOLIOとは対応機種が同じでありながら、よくここまで異なる設計思想の製品を作れたものだと驚くほどだ。真相は不明だが、異なる製造元が作った製品を仕入れてロジクールのロゴを入れて販売していると言われても信じてしまうだろう。

 今回使った限り、基本機能をしっかり押さえた製品である一方、本製品ならではの「これ」といった際立った特徴はあまり見られず、またキーピッチの狭さなど気になる点もちょくちょくある。RUGGED FOLIOと同様、キーボードが日本語JISではなくUS配列なのも気になるところだ。

 もっとも、ネットで売られている本製品の同等品となるiPadのキーボード一体型ケースには、技適の取得状況が不明なばかりか、製造元すら明記されていない製品も少なくなく、2年の無償保証が付属する本製品は安心感がある。キーピッチの狭さや配列などいくつかある気になるポイントを許容できれば、選択肢としてはありだろう。

 RUGGED FOLIOと比べた場合の利点の1つに、重量が軽いことも挙げられる。RUGGED FOLIOがiPad本体込みで実測約1095gだったのに対し、本製品は約979gと、かろうじて1kgを超えない範囲にとどまっている。これならば、純正のSmart Keyboard(約728g)に背面カバーをプラスした場合と大差なく、重量をなるべく軽く抑えたい場合に向いている。

SLIM FOLIO iPad本体を含めた重量は実測で約979g。かろうじて1kgの大台を超えないところで踏み止まっている
SLIM FOLIO 純正のSmart KeyboardはiPad本体込みで約728g。背面カバーをプラスすれば本製品とはほぼイーブンか、少し軽い程度に収まるだろう

 また、もう1つの強みは価格だ。背面までがっちりと保護できる構造ながら、純正のSmart Keyboardより5千円安い、税別1万2800円となっている。前回のRUGGED FOLIOと比べても4千円安く、コストを優先する人にとってはメリットになるだろう。RUGGED FOLIOを取るか本製品を取るか、はたまた純正のSmart Keyboardで済ませるのか、利用する人および利用スタイルによって、判断が変わる製品と言えそうだ。

SLIM FOLIO 左が本製品、右が純正のSmart Keyboard。立てた状態ではよく似た外観だが、こうして広げてみると構造は大きく異なる
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