プロナビ

新型「Galaxy Tab S9シリーズ」は全モデルでIP68の防じん防水性能と有機EL搭載! 約12.5万円からWi-Fiモデルのみ

» 2023年08月22日 10時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 サムスン電子ジャパンは9月1日、Androidタブレット「Galaxy Tab S9」「Galaxy Tab S9+」「Galaxy Tab S9 Ultra」を発売する。同社の直販サイト(Samsungオンラインショップ)と主要な家電量販店を通して販売される予定で、直販価格(税込み)は以下の通りとなる。

  • Galaxy Tab S9:12万4799円
  • Galaxy Tab S9+:16万2600円
  • Galaxy Tab S9 Ultra:20万9800円

【訂正:9月5日14時20分】初出時、USBポートの規格の記載に誤りがありました。おわびして訂正いたします

Galaxy Tab S9 Galaxy Tab S9シリーズが日本でも登場
実機たち 左からシリーズ最上位モデルの「Galaxy Tab S9 Ultra」、大画面モデルの「Galaxy Tab S9+」、ベースモデルの「Galaxy Tab S9」。いずれも防水対応を施した「Sペン」を付属している

Galaxy Tab S9シリーズの概要

 Galaxy Tab S9シリーズは、サムスンのハイエンドAndroidタブレット「Galaxy Tab Sシリーズ」の最新モデルで、シリーズとして初めてIP6X等級の防じん性能とIPX8等級の防水性能を備えたことが特徴だ。付属のスタイラスペン「Sペン」も、同等級の防じん/防水性能を確保している。

 海外の一部では、モバイル通信に対応する「5Gモデル」も用意されているが、日本ではWi-Fiモデルのみが展開される。

 SoCは、Qualcommの「Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy」となる。このSoCは「Snapdragon 8 Gen 2」をSamsung Electronics向けにカスタマイズしたもので、同社製のスマートフォン「Galaxy S23シリーズ」や「Galaxy Z Flip5」「Galaxy Z Fold5」にも搭載されている。

 メインメモリと内蔵ストレージの組み合わせは以下の通りで、全モデル共にmicroSDメモリーカードスロットも備える。

  • Galaxy Tab S9:8GBメモリ+128GBストレージ
  • Galaxy Tab S9+:12GBメモリ+256GBストレージ
  • Galaxy Tab S9 Ultra:12GBメモリ+512GBストレージ

 ディスプレイは最大120Hz駆動に対応する「Dynamic AMOLED 2X(有機EL)」で、画面サイズと解像度は以下の通りとなる。ディスプレイには指紋センサーも内蔵されており、生体認証も利用可能だ。

  • Galaxy Tab S9:約11型/2560×1600ピクセル
  • Galaxy Tab S9+:約12.4型/2800×1752ピクセル
  • Galaxy Tab S9 Ultra:約14.6型/2960×1848ピクセル(※1)

(※1)インカメラ周辺部にノッチ(切り欠き)あり

 スピーカーはAKGの監修を受けたものを4基搭載している。Dolby Atmos規格のサラウンド音声の再生も可能だ。

Galaxy Tab S9 約11型のGalaxy Tab S9は、先代(Galaxy Tab S8)の液晶ディスプレイから有機ELディスプレイに変更されたことが大きなトピックでもある。「フラグシップのシリーズだからこそ、全モデルをDynamic AMOLEDにしたかった」(関係者)という思いが結実した結果のようだ
Galaxy Tab S9 Ultra Galaxy Tab S9 Ultraのみ、インカメラがデュアル構成となっている。その影響もあってか、同じく本モデルのみディスプレイのインカメラ周辺部にノッチがある

 先述の通り、本機種に付属するSペンはIP68等級の防じん/防水性能を備えている。Bluetoothによる通信機能も備えており、ペンのボタンを押し込むことでカメラのシャッターを切ることも可能だ。

 ペンにはバッテリーが内蔵されており、本体背面の充電ポートで充電できる。パッと見では先代と同じ充電ポートに思えるが、新シリーズではペンの向きを問わず充電できるように改良されている。

Sペン Galaxy Tab S9シリーズには、防じん/防水対応のSペンが標準で付属する。本体の背面に貼り付けることで充電可能だが、本シリーズではペンの向きを問わず充電できるように改良されている(写真はGalaxy Tab S9 Ultra)
純正オプション 純正オプションの「Smartbook Cover」は、Sペンの充電ポートを生かせる設計となっている(写真はGalaxy Tab S9用のホワイト)

 アウトカメラとインカメラの構成は以下の通りだ。

  • アウトカメラ
    • Galaxy Tab S9:約1300万画素(広角)
    • Galaxy Tab S9+:約1300万画素(広角)+約800万画素(超広角)
    • Galaxy Tab S9 Ultra:約1300万画素(広角)+約800万画素(超広角)
  • インカメラ
    • Galaxy Tab S9:約1200万画素(超広角)
    • Galaxy Tab S9+:約1200万画素(超広角)
    • Galaxy Tab S9 Ultra:約1200万画素(超広角)+約1200万画素(広角)
アウトカメラ Galaxy Tab S9+とGalaxy Tab S9 Ultraのアウトカメラはデュアル構成となっている

 ワイヤレス通信はWi-Fi 6E(2.4GHz帯/5GHz帯/6GHz帯)対応の無線LANと、Bluetooth 5.3に対応している。外部接続/充電ポートはUSB 3.2 Gen 1 Type-Cで、USB PD(Power Delivery)による急速充電(最大45W)と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。イヤフォン/マイクコンボ端子は備えない。

 本体のサイズと重量、バッテリー容量は以下の通りとなる。

  • 本体サイズと重量
    • Galaxy Tab S9:約254.3(幅)×165.8(高さ)×5.9(厚さ)mm/約498g
    • Galaxy Tab S9+:約285.4(幅)×185.4(高さ)×5.7(厚さ)mm/約581g
    • Galaxy Tab S9 Ultra:約326.4(幅)×208.6(高さ)×5.5(厚さ)mm/約732g
  • バッテリー容量(定格値)
    • Galaxy Tab S9:約8400mAh
    • Galaxy Tab S9+:約1万90mAh
    • Galaxy Tab S9 Ultra:約1万1200mAh

 同社では、以下の純正オプションも販売する。発売時期や価格については、追って発表される。

  • Anti-Reflecting Screen Protector(画面反射防止フィルム)
  • Book Cover Keyboard(ブックカバーキーボード)
  • Book Cover Keyboard Slim(薄型ブックカバーキーボード)
  • Notepaper Screen(透明な画面保護カバー)
  • Outdoor Cover(MIL規格準拠の耐衝撃保護ケース)
  • Privacy Screen(画面ののぞき見を防止できる画面保護カバー)
  • Smart Book Cover(画面と背面を保護するブックカバー)
Notepaper Screen Notepaper Screen

予約購入キャンペーン

 サムスン電子ジャパンでは、今回発表された3モデルを購入すると、もれなくBook Cover Keyboard Slimをプレゼントする発売記念キャンペーンを実施する。発売前日(8月31日)までに予約した上で購入すると、さらに直販サイトで使える3000円分のクーポンも贈呈される。

 詳しいプレゼント条件は、サムスン電子ジャパンの公式サイトで確認してほしい。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年10月10日 更新
  1. 急な工事日変更で右往左往? むしろラッキー? ふと思い立って自宅の光インターネットを1Gbps→10Gbpsに切り替えた話【中編】 (2024年10月08日)
  2. 2台のPCを行き来できる便利マウスが8000円切り! 「Rapoo MT760」はどこまで使えるか試してみた (2024年10月09日)
  3. Galaxy Z Fold3から「Pixel 9 Pro Fold」に乗り換えました サイズ感が秀逸な“Googleの二代目折りたたみスマホ” (2024年10月09日)
  4. 上位モデルのQuest 3ではなく、5万円以下で買える「Quest 3S」という選択肢はアリか? 実機を試した (2024年10月08日)
  5. フォルダブルモバイルディスプレイが日本にも登場! 開けば17.3型の有機EL「ASUS ZenScreen Fold OLED MQ17QH」を見てきた (2024年10月08日)
  6. 「Windows 11 2024 Update(バージョン24H2)」の既知の不具合まとめ【2024年10月4日現在】 (2024年10月04日)
  7. アイ・オーが2.5GbE搭載個人向けNASをモデルチェンジ 実効性能を向上し遠隔管理にも対応 2万1800円から (2024年10月09日)
  8. 転換期を感じさせる「GoPro HERO13 Black」と、小さくてかわいい「GoPro HERO」を試す (2024年10月08日)
  9. バッファロー、薄型&テンキーレス設計のワイヤレスキーボード (2024年10月09日)
  10. GPD、13.3型OLED×2面を備えた2画面ラップトップ「GPD DUO」のクラウドファンディングを開始 (2024年10月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー