「Galaxy Z Flip5」で“超COOL”なプレゼンはできる? カバーディスプレイの仕様が惜しいと思った理由「目指せ↑ワンランク上の仕事術」デジモノ探訪記(1/3 ページ)

» 2023年09月12日 12時00分 公開
[石黒直樹ITmedia]
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 折りたたみスマートフォンの雄「Galaxy Z」シリーズに最新モデルが登場しました。その中でも、縦方向に折れるコンパクトスマホ「Galaxy Z Flip5」に触れる機会を得ましたので、早速、その使い勝手と仕事で活用ができるかという観点で試してみました。

 私は折りたたみスマホの「Galaxy Fold」(2019年)と「Galaxy Z Fold3」(2021年)を使ってきました。主な用途は電子書籍を読むことです。よって画面が特段大きくない、縦方向に折れるタイプは初めて使います。

photo 非常にコンパクトな1台。カラーはグラファイト

 いろいろと仕事での活用方法を考えてみました。折りたたみであるがゆえの特別な使い方ができそうだと感じましたが、相性の問題もあるのか、実用するには少し注意が必要かもしれません。

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著者:石黒直樹(いしぐろ なおき)

ITコンサルを手掛ける(株)グロリア代表取締役。15年勤めた前職の野村総合研究所では、高い品質が求められる金融系システムを担当。大規模プロジェクト、開発、保守、運用など、情報システムに関するさまざまな経験の他、マネジメントや要件定義、システム設計、プログラミングといった知識も持つ。現職では大企業、中小企業、個人事業主と規模を問わず、自身のノウハウ全てを使って企業や組織のITを支援している。大のガジェット好きで、常に仕事にうまく生かせないものかと考えてしまう癖がある。モットーは「神は細部に宿る」。2児の父。主な著書に『情シスの定石』(技術評論社)。連載:「目指せ↑ワンランク上の仕事術」デジモノ探訪記


ハードウェアの完成度はほれぼれするほど

 いわゆるガラケー時代の“パカパカケータイ”をほうふつとさせる本体です。私もパカパカを愛用していた世代です。触る必要もないのに、ついパカパカしてしまいます。

photo 背面はフラットなので、ガタツキはゼロです

 高級感のあるデザインに、スムーズな画面の開閉──各種スペックもフラグシップ級です。約187gと私が普段使っているスマホたちよりも軽いことから、かなり取り扱いやすいです。

 使っていて地味にいいなと感じたのは、折りたたんだ状態で机に置くとカメラの突起が上部に来るのでガタガタとしないことです。安定感があり、ストレスフリーなことに気が付きました。

 価格は256GBモデルで15万4300円(税込み、auの場合)です。「折りたためることに、この金額を出すの?」と必ず言われることですが、金額を出発点として検討するスマホではないでしょう。

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