ULは9月11日(中央ヨーロッパ時間)、3Dベンチマークテストアプリ「3DMark」に内包されているリアルタイムレイトレーシング(RT)テスト「Solar Bay」がiOSに対応したことを発表した。A13 Bionicチップ以降を搭載するiPhone/iPadや、Apple Siliconを搭載するMacでも、RT描画のパフォーマンスをチェックできるようになった。iOS版3DMarkアプリを最新版にアップデートすれば利用可能だ。
本テストはWQHD解像度(2560×1440ピクセル)で描画を行うRTテストで、既にWindows版とAndroid版には組み込まれている。
このテストは「Port Royal」と比べると負荷が軽く、より広範なシステムでのテストに最適とされている。描画APIは、Windows版とAndroid版が「Vulkan 1.1」なのに対して、iOS版は「Metal」を使っている。使うAPIは異なるものの、テスト内容は同様なので、グラフィックスのパフォーマンスをある程度横並びで比べることはできる。
本テストは、Windows版とAndroid版ではハードウェアベースのRTアクセラレーターがないと実行できないのに対して、iOS版はRTアクセラレーターを搭載していなくてもテストを実行できる。そのため、RTアクセラレーターの有無がもたらす性能への影響を比べやすくなっている。
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