3DMarkに新テスト追加/Steamハード&ソフト調査で異変?週末の「気になるニュース」一気読み!(1/3 ページ)

» 2023年04月09日 06時00分 公開
[山本竜也ITmedia]

 うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する本連載。世界中には、結構面白い話題があるものです。この記事で一気にチェックしましょう!

Steamハード&ソフト調査でWindows 10が大幅増加

 Valveが、PCゲームプラットフォームSteamの月次調査「Steamハードウェア&ソフトウェア 調査」の2023年3月版を公開した。今回の調査では、1世代前のOSであるWindows 10(64bit)のシェアが11.62%に大幅増加し、反対に最新のWindows 11(64bit)が9.65%減になるなど大きな変動が起きている。

SteamのOSのシェアでWindows 10が11.62%の大幅増加となっている SteamのOSのシェアでWindows 10が11.62%の大幅増加となっている

 常識的に考えると、旧OSのシェアが大幅アップするとは考えにくいのだが、今回の調査では使用言語としてSimplified Chinese(簡体字)の割合が25.35%と大幅増になっている。このため、Windows 10のシェア上昇も中国でのSteamユーザー増加が影響した結果のようだ。とはいえ、25%増という結果には、これまでの集計に中国が含まれていなかったのではないかとの指摘もある。

一方でGPUはGeForce RTX 3060(+6.31%)が、CPUは6コア(+12.28%)がトップに立つなど、大きな変化が起きた 一方でGPUはGeForce RTX 3060(+6.31%)が、CPUは6コア(+12.28%)がトップに立つなど、大きな変化が起きた

3DMarkにAMD FSR機能テストを追加 PCMark 10のバグ修正も

 UL Solutionsは3月30日(現地時間)、グラフィックベンチマークソフト「3DMark」において、AMD FidelityFX Super Resolution(FSR)2.2対応の新しい機能テストを追加した。3DMark AdvancedおよびProfessional Editionで「AMD FSR feature test」から実行できる。

3DMarkに「AMD FSR機能テスト」が追加された 3DMarkに「AMD FSR機能テスト」が追加された

 FSRは、AMD Radeonシリーズで利用できる超解像技術で、ゲームのパフォーマンスを上げるために解像度を落としつつ、表示自体はFSRでアップスケーリングし、ネイティブと同等の画質を実現するというものだ。FSR機能テストでは、Temporal Anti-Aliasing(TAA)を使用した従来のアンチエイリアス手法との比較も行える。

 FSR機能テストでは、対応グラフィックスカードの互換性を維持するために、DirectXレイトレーシングなどのDirectX 12 Ultimate機能は無効になっている。

 この他、PC総合ベンチマークソフト「PCMark 10」において、一部のPCで「Video conferencing test」がエラーになる不具合が修正されたv2.1.2600もリリースされている。これはマイナーアップデートであり、ベンチマークスコアには影響しないとのことだ。

 

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