iPhone 15 Proの予約に出遅れたので「EarPods(USB-C)」で気を紛らわせてみた 汎用性の高さに満足ふぉーんなハナシ(ロング版)(3/3 ページ)

» 2023年09月17日 11時15分 公開
[井上翔ITmedia]
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Windows PC(ThinkPad X13 Gen 3)

 USB Audioデバイスとして認識されるということは、Windows PCでも問題なく使えるはず――ということで、手元にある「ThinkPad X13 Gen 3」にもつないでみました。

つないでみた ThinkPad X13 Gen 3につないでみる

 macOSとは異なり、Windows 10/11では、USB Audioデバイスはつなぐとすぐに有効化されます。つまり、EarPods(USB-C)をつなぐと、すぐに音が出て、マイクも有効になります。設定を変えれば、別の入出力デバイスを優先することも可能です。この辺はOSメーカーの「思想」の違いで、どちらが良いかは人次第というところです。

 システム上、EarPods(USB-C)はヘッドフォン(イヤフォン)とマイクが一体化された「ヘッドセット」として認識されます。とはいえ、その設定は「イヤフォン部」と「マイク部」で別々に行えます。

デバイスマネージャー デバイスマネージャーでは、EarPods(USB-C)は「Headset(EarPods)」として認識されます。2つあるのは、それぞれが出力(イヤフォン部)、入力(マイク部)を示しているからです

 最大サンプリング周波数とビット数は、MacBook Air(macOS)で使った際と同じです。まあ、当たり前かもしれませんが……。

レート 入出力の最大レートはmacOSと同じです

Androidスマホ(Pixel Fold)

 最後に、iPhoneのライバルとなるAndroidスマートフォンで使えるかどうか試してみようと思います。今回使ったのは、Googleの「Pixel Fold」です。

つないでみた Pixel Foldにつないでみる(結果は画面の「my daiz」キャラクターを見れば分かりますが……)

 Pixel Foldを含むPixelシリーズは、USB Audioに対応しています。同様に、他のAndroidスマホも、意図的にドライバー類を取り除いていない限りはUSB Audioを利用可能です。

 そのこともあり、EarPods(USB-C)はPixel Foldでも問題なく使えます。Windows 11と同様に「ヘッドセット」扱いです。音楽はしっかり聞けますし、音声通話も問題なく行えます。

 なお、Windowsとは異なり、サンプリング周波数やビット数の調整は行えません。

通話 Pixel Foldでは有線ヘッドセットとして認識されます

USB Type-C対応で汎用性アップ

 EarPods(Lightning)は、良くも悪くもiPhoneか一部のiPadでしか使えませんでした。それに対して、今回リリースされたEarPods(USB-C)は、Macを含めたいろいろなデバイスで使えるようになったことは明らかな強みといえます。

 私のようにいろいろなメーカーのデバイスを併用している場合、iPhoneのためだけにLightning接続のイヤフォンマイク(あるいは3.5mmジャックアダプター)を別途持ち歩く必要がなくなるのは非常に喜ばしいところです。

 「イヤフォンマイクは有線接続に限る!」という人は、EarPods(USB-C)をチェックしてみてもいいのではないでしょうか。

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