「有機ELモデル」の投入を検討 新たに「美少女キャラ」も展開――アイ・オーが「GigaCrysta」ディスプレイの10周年プロジェクトを始動東京ゲームショウ2023

» 2023年09月24日 15時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 アイ・オー・データ機器は9月22日、同社のマルチメディア/ゲーミングディスプレイブランド「GigaCrysta(ギガクリスタ)」の創設10周年を記念するプロジェクトを始動することを発表した。有機ELディスプレイを含む記念モデルを2024年から順次投入する他、新たなイメージキャラクターを起用することでブランドの認知拡大を図るという。

GigaCrysta アイ・オー・データ機器が「GigaCrysta」ブランドの10周年記念プロジェクトを始動する

そもそも「GigaCrysta」ってどんなブランド?

 GigaCrystaブランドのルーツは、三菱電機の個人向けマルチメディアディスプレイ「Diamondcrysta(ダイアモンドクリスタ)」にある。

 Diamondcrystaは独自の映像エンジン「ギガクリア・エンジン」を搭載するなど、画質面で定評があった。しかし2013年、三菱電機はPC向けディスプレイ事業を終息する決定を下した。

 個人向け事業については、アイ・オーが技術面を含めて継承することになった。同社は三菱電機から受け継いだ技術を適用したディスプレイに対して、映像エンジンにちなんだブランド名を付けて販売した。これが、現在に続く「GigaCrysta」ブランドが生まれた経緯である。

10周年スライド GigaCrystaブランドは元々、三菱電機から受け継いだマルチメディアディスプレイに付けられた。今でも付属するリモコンは、当時のDNAを受け継ぐ
受け継いだやつ GigaCrystaブランドの初号機は、23.8型の「LCD-RDT241XPB」(左)と、27型の「LCD-RDT271XPB」(右)の2モデルだった。型番の「RDT」は、三菱電機におけるDiamondcrystaの型番に由来している。見る人が見れば分かると思うが、この時はボディーも含めて三菱電機の設計を“流用”していた

 ブランド初年度の2014年は、リリースが11月中旬と遅めだったこともあり、出荷台数は約5000台にとどまった。その後、東京ゲームショウへの出展や、ゲームタイトルの「推奨モデル」認定を得るなどして認知を高めた結果、2023年には累計出荷台数は65万台を突破した。2024年は「累計100万台が見える状況」だという。

100万台 GigaCrystaブランドのディスプレイの累計出荷台数の推移。2024年には100万台を突破する見通しだ
ゲーミング 「あらゆるゲーマーにフィットする商品」を志向して、さまざまなモデルを展開してきた。この姿勢は、これからも堅持するという

10周年記念プロジェクトの概要

 まもなく発足から10周年を迎えるGigaCrystaブランドだが、これを“節目”として立ち上がったのが、今回のプロジェクトだという。ゲーミングディスプレイとして、より高い価値を提供すべく「10周年記念モデル」の開発を進める他、ユーザーの“愛着”を高めるべく、新しいオフィシャルキャラクターを起用する。

10周年記念モデル:有機ELパネルも検討

 10周年記念モデルは、次世代のゲーミングディスプレイのトレンドを“先取り”した機能を備え、ユーザーの所有欲を満たすものを複数検討しているという。その中には、最近のゲーミングディスプレイで採用が広がりつつある有機ELパネル搭載モデルも含まれているとのことだ。

 記念モデルは、一番早いもので「2024年夏にはリリースしたい」という。東京ゲームショウ2024では、記念モデルが複数並ぶ光景が見られるかもしれない。

新モデル検討 GigaCrystaブランドの10周年を記念するモデルを2024年夏以降発売していくという。まだ検討の初期段階ではあるが、複数のモデルを展開する予定とのことだ

新イメージキャラクター:癒しをテーマにした「ギガクリシア」を新規投入

 GigaCrystaブランドには、「ギガクリマン」というオフィシャルキャラクターが存在する。“ヒーロー風”の造形で、カッコいい感じだ。

ギガクリマン 現行のブランドキャラクターであるギガクリマンは、身長190cmである

 今回の10周年記念プロジェクトの発足に伴い、新たなオフィシャルキャラクターとして「ギガクリシア(Gigacrycia)」が制作された。

 ギガクリシアは、同社の地元である石川県に在住するイラストレーターのLagさんによって描かれた女性キャラクターだ。アイ・オーのディスプレイ製品がストレスフリーを志向していることにちなんで「ヒーラー(回復師)」という設定が与えられ、GigaCrystaブランドのロゴと、ブランドカラーである青を意識してデザインされている。

ギガクリシア ギガクリシアの設定
ギガクリシア ギガクリシアの等身大パネル。身長は160cmとのこと

 また、ギガクリシアは“三次元”展開も当初から意識している。タレントの黒沢美怜さんを公式コスプレイヤーとして起用することが決まっている。黒沢さんはギガクリシアのデザイン段階から打ち合わせに参加しており、Lagさんのイラストの“足”にその意見が反映されているという。

 コスチューム版のギガクリシアは、今後デザインが進められるとのことだ。

おふたり ギガクリシアの公式コスプレイヤーとなる黒沢さん(左)と、ギガクリシアのデザインを担当したLagさん(右)。Lagさんがデザインを担当するきっかけは、アイ・オーが地元の石川県金沢市で開催したイベントだったという

 なお、ギガクリシアの誕生後も、引き続きギガクリマンも公式キャラクターとして起用される……のだが、造形的な意味でギガクリシアとの差異が大きいことから、今後Lagさんの手でリデザインされる予定となっている。生まれ変わったギガクリマンはどんな姿になるのだろうか……?

並べてみる ギガクリマンとギガクリシアを並べてみると、確かに“同じ世界”に存在するキャラクターとしては違和感がある。ギガクリマンがどのようにリデザインされるのか、楽しみだ

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