アイ・オー、超解像技術「ギガクリア・エンジンII」搭載の23.8/27型フルHD液晶三菱ディスプレイの技術を継承

» 2014年10月15日 13時15分 公開
[ITmedia]

 アイ・オー・データ機器は10月15日、超解像技術「ギガクリア・エンジンII」を採用したフルHD液晶ディスプレイ「GigaCrysta」シリーズを発表、11月中旬に出荷を開始する。ラインアップは、23.8型モデルの「LCD-RDT241XPB」と27型モデルの「LCD-RDT271XPB」を用意。ともに価格はオープン、予想実売価格はそれぞれ3万9800円前後/5万4800円前後だ(税別)。

photophoto LCD-RDT241XPB(左)、LCD-RDT271XPB(右)

 ともに非光沢のAH-IPSパネルを採用した1920×1080ピクセル表示対応のマルチメディア向け液晶ディスプレイ。アイ・オー・データ機器は、2013年に個人向け液晶ディスプレイ事業より撤退した三菱電機から映像エンジンなどの技術を継承し、これらの製品化を行った。当時、三菱ディスプレイがウリとしていた高画質化技術「ギガクリア・エンジンII」を搭載し、その製品ブランド「Diamondcrysta」や型番「RDT〜」も採り入れている。

 ギガクリア・エンジンIIは独自の画像処理アルゴリズムに基づき、解像度判別による超解像、肌色検出、ダイナミックコントラスト、エリアコントラスト、ブロックノイズリダクション、階調数拡張、色変換、10ビットガンマ補正といった高画質化を複合的に行う。

 いずれもIPS系パネルながら、応答速度は業界最速クラスの3.2ms(オーバードライブ最大時の中間階調域)を実現。輝度は250カンデラ/平方メートル、コントラスト比は1000:1、視野角は上下/左右で各178度、最大表示色は1677万色(10億6433万色中)だ。

 映像入力はDVI-D、HDMI×2、アナログD-SubのほかD端子入力も搭載し、MHLによるスマートフォン接続にも対応。ピクチャーインピクチャー/ピクチャーバイピクチャーでの2画面同時表示も行える。また、23.8型モデルのLCD-RDT241XPBは、狭額縁仕様(フレーム最小部で約6.4ミリ)のスリムデザインを採用しているのも特徴だ。LCD-RDT241XPBは2ワット+2ワット、LCD-RDT271XPBは2.5ワット+2.5ワットのステレオスピーカーも内蔵する。

 本体サイズおよび重量は、LCD-RDT241XPBが540(幅)×170(奥行き)×376〜361(高さ)ミリ/4.8キロ、LCD-RDT271XPBが643(幅)×230(奥行き)×445(高さ)ミリ/6.8キロ。本体にはタッチ式の操作キーを搭載するほか、リモコンも付属する。

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