9月24日に閉幕した「東京ゲームショウ2023」では、PCゲーミングに関連する展示が多数あった。
今回のゲームショウでは、マザーボードを始めとするPCパーツはもちろんのこと、ゲーミングディスプレイを含むPC周辺機器も展示が多数なされていた。この記事では、その中でも筆者が特に注目したものを紹介する。
MSI(エムエスアイコンピュータージャパン)では、完成品の自社ブランドPCの他、マザーボードを始めとするPCパーツや、そのPCパーツを使って構築されたカスタムビルド(自作)PCが展示されていた。
ブースで特に注目を集めていたのは、自作パーツを使ったBTO PCメーカー「STORM(ストーム)」が同社製の“白い”パーツを中心に組み立てたコンプリート(完成品)PC「STORM Powered By MSI 幻界」である。
ケース(ボディー)は「MAG PANO M100R PZ WHITE」を使っている。このケースは270度のパノラマディスプレイ構造を備えることが特徴で、PCの“中身”を楽しみたいという人にお勧めの一品だ。「GeForce RTX 40シリーズ」のハイエンドモデルのように、巨大なグラフィックスカードを収めるべく、内部スペースのゆとりが大きめに取られていることも見逃せない。
マザーボードは、同社が新開発した背面配線マザーボード「B760M PROJECT ZERO」を採用した。白銀の大型アルミニウム製ヒートシンクは、デザイン的なアクセントとして機能するだけでなく、冷却性能の確保にも貢献している。
この他、未発表のゲーミングマザーボード「MAG Z790 TOMAHAWK MAX WIFI」を使った自作PCも参考出展されていた。このマザーボードは「Intelの次世代CPUに合わせて開発されたもの」だという。この自作PCのケースも「MPG GUNGNIR 300R AIRFLOW」という新製品で、ある意味で“新製品祭り”という構成となっていた。
さらに、動作展示はなかったものの、GeForce RTX 4080を搭載しつつも、従来製品よりもスリム化したグラフィックスカード「GeForce RTX 4080 16GB GAMING X SLIM」も紹介されていた。
前回の記事でも紹介したASUS JAPANブースだが、ブースの一角にはゲーミングマザーボードやゲーミングディスプレイの展示もなされていた。
“日本未発表”として先行展示されていたのが、最大リフレッシュレート540Hzという驚異的なスペックを備える24.1型ゲーミング液晶ディスプレイ「ROG Swift Pro PG248QP」だ。
パネルは、超高リフレッシュレートを示すかのように「Esports TN」と名付けられたTN方式のものを採用している。最大輝度は400ニトで、応答速度(Grey to Grey)で0.2ミリ秒と、リフレッシュレート以外の面でもハイスペックな仕上がりとなっている。
その他、これから発売される予定の「ROG(Republic of Gamers)」ブランドのゲーミング周辺機器も先行展示されていた。
自作用途向けのマザーボードとしては、「ROG Strix Z790-A Gaming WiFi II」と「ROG Maximus Z790 Dark Hero」の2製品が先行展示されていた。12月に発売予定の新しいCPUが今から待ち遠しくなる。
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