「ホワイトPC」「540Hz対応ディスプレイ」「次世代マザボ」と盛りだくさん! マザボや周辺機器も熱い東京ゲームショウを見てきた東京ゲームショウ2023(1/2 ページ)

» 2023年09月25日 06時00分 公開
[今藤弘一ITmedia]

 9月24日に閉幕した「東京ゲームショウ2023」では、PCゲーミングに関連する展示が多数あった。

 今回のゲームショウでは、マザーボードを始めとするPCパーツはもちろんのこと、ゲーミングディスプレイを含むPC周辺機器も展示が多数なされていた。この記事では、その中でも筆者が特に注目したものを紹介する。

終わってしまった東京ゲームショウ 9月24日午後5時をもって終了した東京ゲームショウ2023

MSIブースで見かけた「白が美しいゲーミングPC」

 MSI(エムエスアイコンピュータージャパン)では、完成品の自社ブランドPCの他、マザーボードを始めとするPCパーツや、そのPCパーツを使って構築されたカスタムビルド(自作)PCが展示されていた。

東京ゲームショウ2023 MSIブースの様子

 ブースで特に注目を集めていたのは、自作パーツを使ったBTO PCメーカー「STORM(ストーム)」が同社製の“白い”パーツを中心に組み立てたコンプリート(完成品)PC「STORM Powered By MSI 幻界」である。

 ケース(ボディー)は「MAG PANO M100R PZ WHITE」を使っている。このケースは270度のパノラマディスプレイ構造を備えることが特徴で、PCの“中身”を楽しみたいという人にお勧めの一品だ。「GeForce RTX 40シリーズ」のハイエンドモデルのように、巨大なグラフィックスカードを収めるべく、内部スペースのゆとりが大きめに取られていることも見逃せない。

 マザーボードは、同社が新開発した背面配線マザーボード「B760M PROJECT ZERO」を採用した。白銀の大型アルミニウム製ヒートシンクは、デザイン的なアクセントとして機能するだけでなく、冷却性能の確保にも貢献している。

東京ゲームショウ2023 白が美しい「STORM Powered By MSI 幻界」
東京ゲームショウ2023 背面配線を採用しているため、ボディーの内部はとてもスッキリしている

 この他、未発表のゲーミングマザーボード「MAG Z790 TOMAHAWK MAX WIFI」を使った自作PCも参考出展されていた。このマザーボードは「Intelの次世代CPUに合わせて開発されたもの」だという。この自作PCのケースも「MPG GUNGNIR 300R AIRFLOW」という新製品で、ある意味で“新製品祭り”という構成となっていた。

東京ゲームショウ2023 新製品のマザーボードを組み込んだ自作PC
東京ゲームショウ2023 このPCの主な仕様

 さらに、動作展示はなかったものの、GeForce RTX 4080を搭載しつつも、従来製品よりもスリム化したグラフィックスカード「GeForce RTX 4080 16GB GAMING X SLIM」も紹介されていた。

東京ゲームショウ2023 GeForce RTX 4080を搭載する割に、スリム設計となったことが魅力の「GeForce RTX 4080 16GB GAMING X SLIM」

ASUSブースには「リフレッシュレート540Hz」ディスプレイが!

 前回の記事でも紹介したASUS JAPANブースだが、ブースの一角にはゲーミングマザーボードやゲーミングディスプレイの展示もなされていた。

 “日本未発表”として先行展示されていたのが、最大リフレッシュレート540Hzという驚異的なスペックを備える24.1型ゲーミング液晶ディスプレイ「ROG Swift Pro PG248QP」だ。

 パネルは、超高リフレッシュレートを示すかのように「Esports TN」と名付けられたTN方式のものを採用している。最大輝度は400ニトで、応答速度(Grey to Grey)で0.2ミリ秒と、リフレッシュレート以外の面でもハイスペックな仕上がりとなっている。

東京ゲームショウ2023 従来製品である「ROG Strix XG256Q」(左)との比較展示が行われていたROG Swift Pro PG248QP(右)
東京ゲームショウ2023 画面ではリフレッシュレートが表示され、これでもかと“超高速表示”をアピールしていた
東京ゲームショウ2023 左上の表示を見る限り、本当に500Hz(≒500fps)に対応しているようだ。この高速さは、人間の目でも認識できるものなのだろうか……?

 その他、これから発売される予定の「ROG(Republic of Gamers)」ブランドのゲーミング周辺機器も先行展示されていた。

東京ゲームショウ2023 先行展示されていたキーボード「ROG Strix Scope II 96 Wireless」
東京ゲームショウ2023 こちらも先行展示のマウスパッド「ROG Hone Ace XXL」
東京ゲームショウ2023強化ガラスで構成されたマウスパッド「ROG Moonstone Ace L」も先行展示されていた

 自作用途向けのマザーボードとしては、「ROG Strix Z790-A Gaming WiFi II」と「ROG Maximus Z790 Dark Hero」の2製品が先行展示されていた。12月に発売予定の新しいCPUが今から待ち遠しくなる。

東京ゲームショウ2023 「ROG Maximus Z790 Dark Hero」(左)と「ROG Strix Z790-A Gaming WiFi II」(右)
東京ゲームショウ2023 ROG Strix Z790-A Gaming WiFi IIのバックパネル
東京ゲームショウ2023 ROG Maximus Z790 Dark Heroのバックパネル
東京ゲームショウ2023 両マザーボードの主な仕様
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年03月23日 更新
  1. GeForce RTX 5080&5070 Ti搭載グラフィックスカードの通常販売が広がる (2025年03月22日)
  2. サンディスクが「WD」「SanDisk」ブランドのフラッシュストレージをセール価格で販売 (2025年03月21日)
  3. “普通すぎる”のがむしろいい! 1980円でUSBドングル+Bluetoothデュアル対応の「Xiaomi デュアルモード ワイヤレスマウス 2」を試す (2025年03月21日)
  4. 無料画像編集ソフト「GIMP」が約7年ぶりの大規模アップデートで3.0に/Google アシスタントが「Gemini」に完全移行 今後数カ月で (2025年03月23日)
  5. 屋外で使える防雨仕様のスマートWi-Fiプラグ「MSS620」を試す 完成度は高く、スケジュール設定なども便利 (2025年03月21日)
  6. シリーズ初の「1kg切り」「2in1モデル」登場! 見どころたくさんのThinkPad 2025年モデルが日本上陸 3月18日から順次発売 (2025年03月18日)
  7. アイ・オー・データ機器のPC周辺機器が4月1日までお得! 液晶ディスプレイやポータブルSSDなどがセールに (2025年03月22日)
  8. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  9. Windows 11の「セキュリティ更新」に不具合 「Microsoft Copilot」アプリが意図せず削除される恐れ (2025年03月19日)
  10. デルが新デスクトップPC「Dell Slim」「Dell Tower」を3月28日発売 Coreプロセッサ(第14世代)とCore Ultra 200Sプロセッサから選択可能 (2025年03月14日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2025年