ASUSは1月4日(現地時間)、バーチャル発表会「CES 2023 Launch Event:Seeing An Incredible Future」を開き、ディスプレイやルーターといった周辺デバイスの新モデル投入を発表した。日本での展開を含め、現時点で発売時期や価格などは不明だ。
ROGシリーズのディスプレイで初のDisplayPort 2.1対応モデルとなるのが、32型で4K(3840×2160ピクセル)表示をサポートした「ROG Swift PG32UQXR」だ。バックライトはMini LEDで、リフレッシュレートは160Hzとなる。
576のゾーン分割でピーク輝度は1000ニトに達するという。色域はDCI-P3で95%のカバー率、出荷時にΔE<2になるよう調整される。
「ROG Swift Pro PG248QP」は、リフレッシュレート540Hzに対応するゲーミングディスプレイだ。24.1型でフルHD(1920×1080ピクセル)表示に対応する。NVIDIA Reflex アナライザーを含んだNVIDIAのG-SYNCプロセッサを内蔵することにより、ユーザーは追加投資なしでシステムのパフォーマンスを知ることができる。ESS USBコーデックを搭載し、サラウンドサウンドだけでなく、ゲーム内の銃声や足音などを聞こえやすくしているという。
「ROG Swift OLED PG27AQDM」は、27型でWQHD(2560×1600ピクセル)表示に対応した有機EL(OLED)のゲーミングディスプレイだ。アンチグレアマイクロテクスチャコーティングが施され、0.03msの応答時間、240Hzのリフレッシュレートを備える。
OLEDの寿命を確保するために、発熱コンポーネント用のカスタムヒートシンクと、冷却を改善するための新しい内部レイアウトを採用している。ピーク輝度は1000ニトで、DCI-P3の色域のカバー率は99%だ。
「ROG Strix XG49WCR」は、49型でアスペクト比が32:9(5120×1440ピクセル)のウルトラワイド(1800R)湾曲ゲーミングディスプレイだ。リフレッシュレートは165Hzで、DisplayHDR 400に準拠し、sRGBのカバー率は125%、色域はΔE<2と色表現にもこだわる。
65Wの給電機能を備えたUSB Type-Cポートや有線LANポート、USBハブ機能を備えているのも特徴だ。
31.5型で4K表示に対応した「TUF Gaming VG32UQA1A」は、最大160Hzまでのリフレッシュレートをサポートし、応答速度は1ms(MPRT)でFreeSyncプレミアムテクノロジーによる可変リフレッシュレートを有効にすることで、シームレスなゲーム体験が可能だ。DisplayHDR 400に準拠し、色域はsRGBで99%をカバーするという。
「TUF Gaming VG27AQML1A」は、27型で2560×1440ピクセル表示に対応したゲーミングディスプレイだ。リフレッシュレートは240Hzで、ASUS Fast IPSテクノロジーを採用することで、最高のフレームレートでも応答速度1ms(GTG)のビジュアルを体験できる他、DisplayHDR 400準拠しsRGBの色域で99%のカバー率となっている。
ユニークなのは、スタンドの上部にネジ穴(4分の1インチ)を配置しており、別途用意したカメラなどを取り付けてストリーミング配信やビデオ会議などを行えることだ。
続いて、クリエイター向けディスプレイの新モデルを見ていこう。
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