サウンドシステムは、オーディオブランド「Bang & Olufsen(B&O)」と共同開発したもので、4基のスピーカーを4基の独立したアンプで駆動するという、ある意味でぜいたくな仕様となっている。
プリインストールされている「HP Audio Controlユーティリティー」では、イコライザーの変更やプリセットの適用が可能で、薄型のノートPCとしては高音質なサウンドを楽しめる。
キーボードはアイソレーションキーを搭載する6列タイプだ。配列は「日本語」となる。
キーピッチは縦横約18.7mmで、キーストロークは約1.6mmとなっている。特定のキーが小さくなっていることもなく、ストロークの深さもしっかりしているため、タイピングは快適だ。
パームレストには、Windows Helloに対応した指紋センサーが搭載されている。事前に指紋を登録しておけば、センサーに指を触れるだけログイン/スリープからの復帰を行えるようになる。
インタフェース類は、左側面にHDMI 2.0出力端子、Thunderbolt 4(USB4)端子×2、USB 3.2 Gen 2 Standard-A端子とスマートカードスロットを、右側面にイヤフォン/マイクコンボ端子、USB 3.2 Gen 1 Standard-AポートとnanoSIMスロット(LTEモデルのみ)を備えている。Thunderbolt 4端子はUSB PD(Power Delivery)による電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応している。
一般的に、「Thunderbolt 4」はIntelプラットフォームでの採用例が多い。AMDプラットフォームにおいて、Thunderbolt 4の要件を満たすUSB4端子を備えていることは珍しい。本機は、ある意味は“レア”な存在である。
ワイヤレス通信は、Wi-Fi 6E対応の無線LANとBluetoothに対応する。今回のレビュー機はLTEモデルなので、LTE/W-CDMA(3G)規格のモバイル通信も利用可能だ。
最後に、ベンチマークテストを通して本機の実力をチェックしていこう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.