米NVIDIAは11月15日(現地時間)、同社のハードウェアやソフトウェアを生成AIアプリケーションなどの開発に利用できるサービスを米Microsoftのクラウドサービス「Azure」を通じて利用できるようにすると発表した。
NVIDIAは、企業が独自のAIモデルを構築、運用するために必要なハードウェアやソフトウェアをまとめたクラウドサービス「NVIDIA AI Foundations」などを提供している。この一連のサービスをMicrosoftとの協業によりAzure上にも構築することで、企業はAzureのインフラを利用しながら、生成AIに最適化されたGPUなど、NVIDIAのリソースを迅速に活用できるようになる。
NVIDIAのジェンスン・フアン氏(創設者 兼 CEO)は「企業には独自のAIカスタムモデルが必要だ。NVIDIAのGenerative AI Foundry サービスは、生成AIモデルやLLM(大規模言語モデル)の技術や巨大なAIファクトリーを組み合わせたもの。世界中の企業が自社向けに開発したAIカスタムモデルをAzureに接続できるようになる」とアピールしている。
Microsoftのサティア・ナデラ氏(会長 兼 CEO)は「NVIDIAの生成AIファウンドリサービスによって、Azure上でAIアプリケーションを構築するための新機能を提供できる」とコメントしている。
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