うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、10月22日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
英ロイターは10月23日(現地時間)、米NVIDIAと米ARMが、Windowsが動作するArmベースのCPUを開発していると報じた。
この件に詳しい2人の関係者の話として報じているもので、早ければ2025年にもPC向けのCPUを販売する可能性があるという。Windows向けのArmベースCPUとしては、米Qualcommが既にリリースしている他、新たなフラグシップのSoCも発表している。Windows向けArmベースのCPUがにわかに活気づいてきた印象だ。
なお、米Microsoftは2016年、QualcommにWindowsを動作するArmのCPUに関する独占権を与えていたとも報じられており、関係筋はこの独占契約は2024年に切れ、Microsoftが他の企業も市場に参入するよう促していると指摘する。
中国Lenovo傘下の米Motorolaは10月24日(現地時間)、テキサス州オースティンで開催された「Lenovo Tech World '23」で、折り曲げて腕に装着できるスマートフォンのコンセプトモデルを披露した。
公開されたモデルは、開いた状態で6.9型のAndroidスマートフォンとして利用可能で、折り曲げることで4.6型ディスプレイの端末として自立させることもできる。そのまま手首に巻き付ければ、折りたたみスマホ「motorola razr+」の外部ディスプレイと同様の操作を行えるという。
pOLED(プラスチック板を用いた有機ELの表示技術)を利用した柔軟なアダプティブディスプレイのコンセプトモデルとして公開されたもので、このまま製品化などは行われないだろう。ただ、数年前には巻き取り式のローラブルディスプレイなどのコンセプトも各社から盛んに発表されていた。スマートフォンの形状が大きく変わる時期が意外と近いのかもしれない。
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