Core i9で19万円切りの16型ゲーミングノートPC「G-Tune P6-I9G60BK-A」を試して分かったこと（3/5 ページ）

[マルオマサト，ITmedia]

Nキーロールオーバー対応のキーボードを搭載

　本機が備えるキーボードは、テンキー付きのアイソレーションタイプだ。複数キーの同時押しを正確に認識できる「Nキーロールオーバー」に対応しており、格闘ゲームなどのコマンド入力もスムースに行える。

　また、4つのゾーンそれぞれに違う色を表示できる4ゾーンタイプのRGBキーボードバックライトを搭載しており、ゲーミングPCらしいカラフルで派手な演出が可能だ。

　キーピッチは約18.82mm、ストロークが約1.4mmだ。スイッチは長文入力用としてはやや反発が強めの印象だが、ゲームの操作用としては使いやすい。カーソルキーの配置とサイズが変則的なため、カーソルキーを多用するユーザーはストレスを感じるかもしれない。

Nキーロールオーバーに対応した、テンキー付きのキーボードを搭載する。キーピッチは公称値で約18.82mm、ストロークが約1.4mmとなっている。カーソルキーが小さい点は気になる

キーボードの奥に、電源ボタンとシステムの動作モードを切り変えるボタンがある

RGBキーボードバックライトは、4つのゾーンそれぞれに違う色を表示できる4ゾーンタイプで派手な演出が可能だ

キーボードバックライトのカラーとパターンは「Mouse Control Center」で切り替えられる

システムの動作モードは「パフォーマンス」「バランス」「静音」の3種類が用意されており、Mouse Control Centerユーティリティーでも切り替えられる

Mouse Control Centerユーティリティーでは、Windowsキーの無効化やFnキーロックの設定なども行える

実用的なインタフェースをそろえる

　通信機能は、1000BASE-T対応の有線LAN、Wi-Fi 6E対応の無線LAN、Bluetooth 5.3を標準装備する。3基のUSB Type-AとUSB Type-C、合計4基のUSB端子を装備する。USB Type-C端子はディスプレイ出力やUSB Power Delivery（PD）には非対応だ。

　液晶ディスプレイの上部には約100万画素のWebカメラと、デジタルマイクを装備する。NVIDIAが配布しているNVIDIA Broadcastを使えば、GPUを活用したカメラ効果やノイズ除去機能なども利用できる。

前面中央部は、Webカメラ搭載部が少し張りだしているため指がかかりやすく、液晶ディスプレイはすんなり開けられる

背面にある端子は、向かって右からDC入力（ACアダプター）、有線LAN、HDMI、USB Type-C（USB 3.2 Gen 2）、MiniDisplay Portの各端子がある

左側面には、手前からヘッドセット（CTIA準拠）、マイク、USB Type-A（USB 2.0）端子がある。一番奥は、盗難防止用ワイヤーを取り付けるためのセキュリティロック・スロットだ

右側面には2基のUSB Type-C（USB 3.2 Gen 1）とSDメモリーカードスロット（UHS-I対応）がある

液晶ディスプレイの上部に約100万画素のWebカメラと、デジタルマイクを内蔵している

シングルマイクなので指向性の指定はできないが、ノイズ除去やエコー除去機能が用意されている

NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPUを搭載しているので、NVIDIA Broadcastを使えば、GPUを活用したカメラ効果や音声ノイズ除去機能を利用可能だ

　それでは、ベンチマークテストで本機の性能を確かめてみよう。