マウスコンピューターのゲーミングブランド「G-Tune」シリーズのゲーミングノートPCは、ハイエンドの「G-Tune H」、スタンダードの「G-Tune P」、薄型軽量の「G-Tune E」の3種類のシリーズがある。
今回はスタンダードクラスのG-Tune Pシリーズの中から、Intel Core i9-12900HXとNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPUを搭載した16型モデル「G-Tune P6-I9G60BK-A」を取り上げる。
スタンダードクラスながら、CPUはIntel第12世代Coreプロセッサの最上位とかなりのハイスペックだ。メモリは16GB、ストレージは512GB SSDの標準構成の価格は18万9800円(税込み、以下同様)からと、コストパフォーマンスの高さが魅力の製品だ。実機で性能や使い勝手を検証していこう。
ボディーサイズは、約358.4(幅)×268.3(奥行き)×26.3(厚さ)mm(突起部のぞく)、重量は約2.34kgだ。最近の製品らしく画面周囲のベゼルがスリムで、すっきりとしたスタイルにまとまっている。
シンプルなマットブラックカラーのボディーは、素材こそ樹脂製だが液晶ディスプレイの天面やパームレスト表面の質感は良い。実際に触ってみると、わずかにしっとり感がありながらベトつかず、皮脂も付着しにくい仕上げが好印象だ。
オフィスで使っていても違和感がないビジュアルだが、発光カラーやパターンをカスタマイズできるRGBバックライトを備えており、これをカラフルに発光させればゲーミングノートPCらしい雰囲気になる。
本機が採用するCPUは、Core i9-12900HXだ。ノートPC向け第12世代Coreプロセッサの最上位モデルで、Pコア8基(16スレッド)/Eコア8基(8スレッド)の16コア24スレッドとパワフルな仕様だ。1世代前ながら、今でもノートPC向けのCPUの中では上位に入るパフォーマンスを備える。
標準状態でメモリはDDR5-4800を16GB(8GB×2)、ストレージはPCI Express 4.0 x4対応のNVMe SSDを500GB搭載する。購入時のBTOでカスタマイズも可能で、メモリは最大64GBまで、ストレージは、最大4TBのSSDを最大2基内蔵できる。
標準構成でもゲーミングPCとしての水準は満たすが、最近のゲームタイトルはデータ容量が大きいため、標準のストレージ容量だと空き容量が足りなくなりがちだ。外付けSSD/HDDの活用で対処できるが、予算に余裕があるならSSD容量は1TBまたは2TB、メモリも32GBにしておくとより快適に、より長く使えるだろう。
続いて、GPUや液晶ディスプレイ回りを見ていこう。
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