ボディーはシルバーベースでシンプルなデザインだ。公称のサイズは約312.9(幅)×217.9(奥行き)×14.9(厚さ)mm、重量は約1.32kgと、無理なく持ち運びできる。
ポート類は左側面にThunderbolt 4(USB4)端子×2、HDMI出力端子とUSB 3.2 Gen 1 Standard-A端子(常時給電対応)を、右側面にmicroSDメモリーカードスロット、イヤフォン/マイク端子とUSB 3.2 Gen 1 Standard-A端子を備える。Thunderbolt 4端子はUSB PD(Power Delivery)による充電端子と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力を兼ねている。ワイヤレス通信機能は、Wi-Fi 6E対応無線LANとBluetooth 5.3を標準装備する。
バッテリー容量は約65Wh(定格値)と余裕があり、バッテリー駆動時間は公称で約9時間となっている。評価機には100W出力のACアダプターが付属していた。
ディスプレイは14型のIPS液晶を採用する。表面はノングレア(非光沢)で、表示解像度は2240×1400ピクセル(アスペクト比16:10)となる。最大輝度は300ニト、色域は「sRGB 100%相当」というスペックが公表されている。
実際に見てみると、印象は良好だ。機器を使って色域の測定をすると、スペック通りの性能を発揮できている。見やすく良質な画面といえる。
Webカメラは、約360万画素と高画素仕様だ。CPUにAI推論用のNPUが統合されているため、Windows 11標準の「Windows Studio Effects」を使ったオートリフレームやアイコンタクトなど、AIを活用した便利なエフェクトを利用できる。
キーボードは米国英語(US)配列となる。これは評価機だから……ではなく、現時点では日本向けモデルもUS配列で販売されている。USキーボードが好きな人は大歓迎だろうが、日本語配列に慣れ親しんでいる人は改めて習熟が必要な面もある。
このキーボード、打ち心地は悪くないのだが、少し“クセ”がある。筆者が特に気になったのは右端上に電源ボタンがあることだ。押し間違いへの対策として、この電源ボタンは他のキーとはストロークや押下圧は変えてある。しかし、その差はそれほど大きくなく、誤って押してスリープ状態に入ってしまうことが何度かあった。
なお、この電源ボタンには指紋センサーも統合されている。Windows Helloを使った指紋認証にも対応可能だ。
次のページでは、Swift Go 14を通してCore Ultra 7 155Hの実力をチェックする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.