USB4のスピードを実感! 読み書きともに毎秒3GB以上と高速なバッファローのUSB4対応ポータブルSSD「SSD-PEU4A」シリーズを試すポータブルストレージの道(1/4 ページ)

» 2024年01月17日 12時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]
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 バッファローが2023年11月に発表したボータブルSSD「SSD-PEU4A」シリーズは、読み書きともに転送速度が最大毎秒3GB超えの高速なストレージだ。

 1TBモデル(SSD-PE1.0U4-SA)と2TBモデル(SSD-PE2.0U4-SA)があり、今回は開発サンプル版の2TBモデルを利用して、使い勝手などを見ていこう。

SSD-PE2.0U4-SA バッファローのUSB4対応高速ポータブルSSD「SSD-PE2.0U4-SA」。ボディカラーはシルバーとブラックのツートーンだ

読み出し毎秒3800MB以上のスピードを実現

 SSD-PEU4Aは、ストレージ容量以外には両モデルでスペックにほとんど違いはない。

 接続方式はUSB Type-Cで、USB 40Gbpsに対応している。読み出し速度は毎秒3800MB以上、書き込み速度は毎秒3700MB以上だ。ただし、1TBモデルでは、書き込み速度は毎秒約3600MBとなっている。また、接続端子ではUSB規格の下位互換もあり、その場合は転送速度が落ちる。

SSD-PEU4Aシリーズの主なスペック
容量 2TB 1TB
インタフェース USB4 Gen 3 x2
接続端子 USB Type-C
連続読み出し速度 毎秒3800MB以上
連続書き込み速度 毎秒3700MB以上 毎秒3600MB
ボディーサイズ 約105〜118(幅)×63(奥行き)×16(厚さ)mm
重量 約190g
付属品 USB4 Gen 3 x2準拠USB Type-Cケーブル(約30cm)
USB Type-C端子 USB Type-C端子。左に見える黒い点はLEDインジケーターでPCなどと接続すると青く光る

 特徴的なのは高速な転送速度だけではない。ボディーを左右から押し込むと、「カチャッ」という小気味良い音とともに、カバーが開いて青色LEDが点灯する。これが内蔵の冷却ファンを動作させる合図になり、横に拡張したボディーの隙間から空気を取り込み、側面から排出して内部の熱を逃がす。

SSD-PE2.0U4-SA カバーを閉じた状態
押して拡張 ボディーを左右から押し込むと「カチャッ」という音とともに横幅が約13mm拡張する

 基本的に、高速なSSDほど発熱面は気になるところだが、本製品は非常に安心感が高く、メタルボディーの効果とあいまって、効率よく熱を排出できる。ファンのサイズなど仕様は非公開だが、動作中も気になる風切り音などはなく、静かな環境でも利用可能だろう。

排気口 排気口は接続端子の反対側にあり、ナナメの切れ込み部分から給気する。冷却ファンを動作させると、ほのかに温かい空気が排出される

 サイズは開いた状態で約63(幅)×118(奥行き)×16(高さ)mm、閉じた状態では奥行きの実測値が105mm、重量の実測値は180gだった。

本体のみの実測値 本体のみの実測値は180g、付属の約30cmケーブル込みでは200gだった

 出荷段階でのファイルシステムはexFATで、Windows/macOSの両方に対応する。付属品は、取扱説明書と30cm長のUSB4 Gen 3 x2対応ケーブルで、後述するユーティリティーはダウンロード提供となり、OSによって対応が異なる。

付属物 本体と付属するUSB4対応ケーブル

 価格は1TBモデルが3万6800円(税込み。以下同)、2TBモデルが4万9100円(税込み、以下同様)だ。

 続いて、ユーティリティーをチェックしよう。

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