バッファローが2023年11月に発表したボータブルSSD「SSD-PEU4A」シリーズは、読み書きともに転送速度が最大毎秒3GB超えの高速なストレージだ。
1TBモデル(SSD-PE1.0U4-SA)と2TBモデル(SSD-PE2.0U4-SA)があり、今回は開発サンプル版の2TBモデルを利用して、使い勝手などを見ていこう。
SSD-PEU4Aは、ストレージ容量以外には両モデルでスペックにほとんど違いはない。
接続方式はUSB Type-Cで、USB 40Gbpsに対応している。読み出し速度は毎秒3800MB以上、書き込み速度は毎秒3700MB以上だ。ただし、1TBモデルでは、書き込み速度は毎秒約3600MBとなっている。また、接続端子ではUSB規格の下位互換もあり、その場合は転送速度が落ちる。
SSD-PEU4Aシリーズの主なスペック | ||
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容量 | 2TB | 1TB |
インタフェース | USB4 Gen 3 x2 | |
接続端子 | USB Type-C | |
連続読み出し速度 | 毎秒3800MB以上 | |
連続書き込み速度 | 毎秒3700MB以上 | 毎秒3600MB |
ボディーサイズ | 約105〜118(幅)×63(奥行き)×16(厚さ)mm | |
重量 | 約190g | |
付属品 | USB4 Gen 3 x2準拠USB Type-Cケーブル(約30cm) | |
特徴的なのは高速な転送速度だけではない。ボディーを左右から押し込むと、「カチャッ」という小気味良い音とともに、カバーが開いて青色LEDが点灯する。これが内蔵の冷却ファンを動作させる合図になり、横に拡張したボディーの隙間から空気を取り込み、側面から排出して内部の熱を逃がす。
基本的に、高速なSSDほど発熱面は気になるところだが、本製品は非常に安心感が高く、メタルボディーの効果とあいまって、効率よく熱を排出できる。ファンのサイズなど仕様は非公開だが、動作中も気になる風切り音などはなく、静かな環境でも利用可能だろう。
サイズは開いた状態で約63(幅)×118(奥行き)×16(高さ)mm、閉じた状態では奥行きの実測値が105mm、重量の実測値は180gだった。
出荷段階でのファイルシステムはexFATで、Windows/macOSの両方に対応する。付属品は、取扱説明書と30cm長のUSB4 Gen 3 x2対応ケーブルで、後述するユーティリティーはダウンロード提供となり、OSによって対応が異なる。
価格は1TBモデルが3万6800円(税込み。以下同)、2TBモデルが4万9100円(税込み、以下同様)だ。
続いて、ユーティリティーをチェックしよう。
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