次に、ベンチマークテストを行っていく。今回は、Windows PCとmacOS環境それぞれで付属のUSB4対応ケーブルを使い、SSD-PEU4Aを接続して使ってみた。
まずはWindows PCからだ。Thunderbolt 4端子を備えたノートPC(Core i9-12900H/32GBメモリ)につないで、CrystalDiskMarkを使って計測した画面がこちらだ。
書き込み速度が桁違いに低くなっていたので、先述の書き込みキャッシュ設定変更ツールを使って書き込みキャッシュを有効に切り替えた。PCを再起動して改めて接続し直して計測すると、公称値にはおよばないが毎秒3GB超の速度になっていた。
書き込みキャッシュを有効にすると、PCからSSDを取り外す際に必ずハードウェアの安全な取り外しを行う必要があり、利便性は低下してしまう。
続いては、USB 3.2 Gen 2 x2(USB 20Gbps)経由でのケースだ。CPUがCore i9-13900と64GBメモリのデスクトップPC環境では、規格の上限値に近いスピードがきちんと出ていた。
物は試しと言うことで、USB 3.2 Gen 2(USB 10Gbps)接続でもテストしてみた。Core i7-9750Hと16GBメモリのノートPCで試したところ、こちらも規格の上限値に近いスピードを記録した。
ここからは、macOS環境でも試してみた。利用したのは13インチMacBook Pro 2020(CPU:Intel Core i7 2.3 GHz クアッドコア/メモリ16GB)と若干古いし、搭載ポートもThunderbolt 3と一世代前のものになってしまうが、それでも理論上の最大転送速度は毎秒40GBだ。秘めたポテンシャルを引き出せるかもしれない。
こちらは読み出し/書き込み速度ともに毎秒2000MBをはるかに超えており、読み出し速度では毎秒3000MBに到達するのではなかろうかと、固唾を飲んで見守ったが、上記のような結果になった。5回の平均値は読み出し速度毎秒2783.1MB、書き込み速度毎秒2449.7MBとなった。
なお、内蔵のSSDでも速度を測ってみたが、こちらは平均がそれぞれ毎秒2187MB、毎秒2607.8MBとなり、ほとんど差がないどころか、読み出し速度ではSSD-PE2.0U4-SAの方が速いという結果になった。
また、M2 Ultra搭載のMac Studio 2023(メモリ128GB)のThunderbolt 4(USB4)端子で測定した結果は下記の通りだ。
最後に、接続ケーブルを変えるとどうなるのかをテストした。
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