LAVIE Tab T9(T0995/HAS)は、約9型の「LAVIE Tab T9」の最新モデルで、Androidタブレットの“ヘビーユーザー”に焦点を当てて、シリーズの従来モデル(スタンダードモデル)と比べるとスペックを高めとしていることが特徴だ。特にゲームアプリを快適に楽しめることをアピールしている。
SoCはQualcomm製の「Snapdragon 8+ Gen 1」で、CPUコアはCortex-X2(超高性能コア)×1/Cortex-A710(高性能コア)×3/Cortex-A510(高効率コア)×4の計8コア構成で、GPUコアはQualcomm独自の「Adreno」を搭載している。メモリは8GB(LPDDR5X規格)、内蔵ストレージは128GBを備える。microSDメモリーカードも搭載可能だ(最大1TB)。OSはAndroid 13をプリインストールする。
ディスプレイは1600×2560ピクセルの8.8型広視野角液晶で、最大144Hz駆動に対応する。別売の「デジタルペン3」(想定販売1万978円前後)を用意すればペン入力も可能だ(最大4096段階の筆圧検知に対応)。
カメラはアウト(背面)側が広角(約1300万画素/AF対応)+マクロ(約200万画素/固定フォーカス)のデュアル構成、イン(画面)側が約800万画素(固定フォーカス)のシングル構成となる。
外部ポートは本体下部(インカメラを左にして横長に持った場合、以下同)にUSB 3.2 Gen 1 Type-C端子を、右側面にUSB 2.0 Type-C端子を1基ずつ備えており、いずれもUSB PD(Power Delivery)規格の電源入力に対応している。USB 3.2 Gen 2 Type-C端子はDisplayPort Alternate Mode規格の映像出力に対応している。アナログ音声出力端子は備えない。
無線通信はWi-Fi 6EとBluetooth 5.3に対応する。セキュリティ機能としては、インカメラを利用した顔認証にも対応している。バッテリー容量は6550mAh(定格値)で、Web閲覧で最長10時間の連続駆動が可能だ(メーカー計測値)。
本機にはゲームを集中して楽しむための「ゲームアシスタント」が備わっており、ゲームアプリの起動を検知すると画面左側からスワイプすることで呼び出せるようになっている。
ゲームアシスタントはバックグラウンドタスクの一斉終了機能や通知のブロック機能などの他、電源を外部から直接受ける「バイパス充電」機能も備えている。バイパス充電を利用する場合は、USB 2.0 Type-C端子にUSB PD対応電源をつなぐ必要がある。
スピーカーは2基構成で、Dolby Atmosによるサラウンド再生も可能だ。マイクは2基構成となる。ボディーサイズは約208.5(幅)×129.5(奥行き)×7.6(厚さ)mmで、重量は約365gとなる。
NECPCのWeb直販サイト「NEC Direct」では、本機をベースにメモリを12GB、内蔵ストレージを256GBに増強した「LAVIE Tab(TAB09/Q01)」も販売される。直販価格は10万9780円だ。
メモリや内蔵ストレージの容量を重視する場合は、直販限定のTAB09/Q01もチェックするといいだろう。
本機専用のオプション品として、先述のデジタルペン3の他、画面用の「ガラス保護フィルム」(想定実売価格2178円前後)と、「タブレットカバー」(想定5478円)も発売される。
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