NECパーソナルコンピュータ(NECPC)は2月15日、Wi-Fi(無線LAN)対応の新型Androidタブレット「LAVIE Tab T14」「LAVIE Tab T9」の新モデルを発売する。店頭販売モデルの想定販売価格(税込み、以下同)はLAVIE Tab T14が14万7280円前後、LAVIE Tab T9が9万8780円前後となる。
LAVIE Tab T14(T1495/HAS)は、LAVIE Tabとしては初めての14.5型モデルで、動画の撮影/編集やイラスト作成などのクリエイティブ利用に最適とされている。USB Type-C端子は、映像出力だけでなく映像入力も可能で、DisplayPort Alternate Mode対応のノートPCのセカンドディスプレイとしての運用もできる(詳細は後述)。
SoCはMediaTek製の「Dimensity 9000」で、CPUコアはCortex-X2(超高性能コア)×1/Cortex-A710(高性能コア)×3/Cortex-A510(高効率コア)×4の計8基構成で、GPUコアはMali-G710 MC10を搭載する。メモリは12GB(LPDDR5X規格)で、内蔵ストレージは512GBを備える。microSDメモリーカードも搭載可能だ(最大1TB)。
OSはAndroid 13をプリインストールし、ノートPCライクに使う際に使いやすい新UI「One Vision」をLAVIE Tabとしては初搭載している。
ディスプレイは3000×1876ピクセルの14.5型有機ELで、最大120Hz駆動に対応する。別売の「デジタルペン2」(実売価格8000円前後)を用意すればペン入力も可能だ。ペン入力は最大4096段階の筆圧検知に対応し、それを生かす取り組みとしてAndroid版の「CLIP STUDIO PAINT」アプリを3カ月間無料で使える特典も付属する。
カメラはアウト(背面)側が広角(約1300万画素/AF対応)+超広角(約500万画素/AF対応)のデュアル構成、イン(画面)側が約1300万画素(固定フォーカス)のシングル構成となる。
外部ポートは本体右側面にUSB 3.2 Gen 1 Type-C端子とUSB 2.0 Type-C端子を1基ずつ備えており、いずれもUSB PD(Power Delivery)規格の電源入力に対応している。USB 2.0 Type-C端子はDisplayPort Alternate Mode規格の映像“入力”に、USB 3.2 Gen 2 Type-C端子は同規格の映像“出力”に対応している。映像の出力と入力で用いる端子が異なるので注意したい。アナログ音声出力端子は備えない。
無線通信はWi-Fi 6EとBluetooth 5.3に対応する。セキュリティ機能としては、電源ボタン一体型の指紋センサーを備える他、インカメラを利用した顔認証にも対応している。バッテリー容量は1万2300mAh(定格値)で、Web閲覧で最長6時間の連続駆動が可能だ(メーカー計測値)。
スピーカーは8基/4チャンネル構成で、JBL(Harman)からの監修を受けている。Dolby Atmosによるサラウンド再生も可能だ。マイクは4基構成となる。
ボディーサイズは約327.8(幅)×210.8(奥行き)×5.9(厚さ)mmで、重量は約735gとなる。IP52等級の耐じん/耐滴性能も備える。
本機専用のオプション品として、「キーボード&キックスタンド」と「タブレットカバー」の2製品が同時に発売される。想定販売価格は、キーボード&キックスタンドが3万8280円前後、タブレットカバーが1万978円前後となる。
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