カメラを使用しない場合や、一時的に相手に見せたくない場合などに物理的にカメラをカバーするプライバシーシャッターも搭載している。一見するとデジカメのシャッターのようだが、リング部分を回転することでシャッターの開閉が可能になっている。
なお、カメラを使用中はLEDが光る仕様なので、カメラが使われているかどうかは一目で確認できるようになっている。
カメラの仕様としては、ロジクールのWebカメラで最大サイズとなる8.5MPを搭載する(ソニー製STARVIS採用)。対角視野は90/78/65度に切り替えられ、撮影解像度としては4K/30fps、1080p/30fps、1080p/60fps、720p/60fpsに対応する。
高性能とはいえ、Webカメラなのでそれほど変わった機能があるわけではないが、手元を映す場合に便利な「ショーモード」(手元モード)を搭載している。
これは、同社のWebカメラには従来から採用されている機能だ。通常、Webカメラは顔を映すものだが、会議中に手元のスケッチや製品を映して共有したい場合などもあるだろう。そのような際に本機を下に向けると、自動で画像の上下が反転し、手元を映した映像が正しく表示されるようになる。
ショーモードでは、カメラからみて手前側が上に表示される。上の画像は左右が反転しているが、これはMX BRIOの設定ではなく、利用するアプリによる。Zoomの場合は、ビデオ設定から「マイビデオをミラーリング」をオフにすれば左右も正しく表示されるようになるまた、今回は試せていないが、本機にはビームフォーミングマイクを2基内蔵しており、周囲のノイズを低減するノイズリダクションにも対応している。ビデオ会議などの場合には、イヤフォンやヘッドフォンを用いる人も多く、その場合にはイヤフォンのマイクを利用した方が手軽だと思うが、本機も性能のいいマイクを搭載しているということは覚えておいて損はない。
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