画像の明るさ調整などは、例えばZoomアプリ上からも調整できるのだが、従来の製品では「Logi Tune」を利用して調整を行っていた。本機もLogi Tuneで調整可能だが、MXシリーズになったということもあり、新たに「Logi Option+」や「Logicool G HUB」にも対応した(Logi Option+は、3月6日にリリースされたV1.66で対応)。
既にマウスやキーボードなどのLogicool製品を利用しているのであれば、Logi Options+から一括で管理できるのは便利だろう。
設定可能な内容としては、まず視野角の調整(90/78/65度)と最大4倍のズーム設定が行える。視野の調整はベースが90度で、65度と78度はそこから映像を切り出すイメージだ。このため、65度と78度では切り出し位置の微調整も行える。
この他、Logi Options+では、露出やホワイトバランス/輝度/コントラストなども調整できる。また、自分好みに調整した内容をプリセットとして登録しておくことも可能だ。あまり複数の設定を使い分けることもないと思うが、午前中と夕方など、部屋の明るさが異なる場合に設定を使い分けるのもいいかもしれない。
最近では、スマートフォンのカメラやデジカメをPCの外付けカメラとして利用することもできるようになってきた。また、ノートPCのWebカメラも高画質なものが増えているので、あえて外付けのWebカメラを購入しようという人は少ないかもしれない。ただ、面倒な設定が必要なく、USBで接続するだけですぐに高画質のカメラを使えるのは大きな強みだ。ビデオ会議をメイン業務で利用している人で、未体験の人は試す価値が大いにある。
とりあえずWebカメラが欲しいと思っているなら、MX BRIO 700は良い選択肢になるはずだ。これならば、数年で物足りなくなるということもないだろう。春からの新生活、オンライン会議の環境を整えようと思っている人にはお勧めしたい1台だ。
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