画面は13.6型の液晶ディスプレイで、表示解像度は2560×1664ピクセルだ。きっちり16:10ではなく、少し変則的なアスペクト比となっている。ピクセル密度は224ppi、Appleが「Liquid Retinaディスプレイ」と呼ぶように高精細な表示だ。
視野角の広いIPSパネルを採用しており、最大輝度は500ニト、10億色表示とDisplay P3相当の色域に対応する高い色再現性を備える。表面が光沢仕様なので鮮やかな一方、照明などの映り込みはしやすい。
スピーカーはクアッド仕様で、薄型のわりには低音が効いた厚みのあるサウンドになっており、音楽や動画などのコンテンツも快適に楽しめる。
ベンチマークテストの結果を確認してみよう。比較対象として2021年に購入したWindows OSのゲーミングノートPCのスコアも掲載した。
「CINEBENCH R23」(最低実行時間10分)と「CINEBENCH 2024」(最低実行時間10分)だが、どちらも本製品は比較対象に勝っているが、2024の方が差が大きい。
これはおそらく、ブースト機能のリミッターが関係していると思われる。CINEBENCHはどちらもデフォルト設定(最低実行時間10分)で実行しているが、R23では10分経過するまでレンダリング処理をループし、最後に出たスコアが公式スコアになるのに対し、2024ではこのクラスのPCでは10分以内にレンダリングが終わらないため、初回の実行スコアがそのまま正式なスコアになる。つまり、開始直後の周波数リミッターが掛かる前の性能も正式スコアに反映されている。
13インチMacBook Airも比較対象のPCも、高負荷をかけ続けると発熱や電力のリミッターの影響によって性能が低下する。ファンレスのMacBook Airはその低下具合は大きいが、その低下した状態でも、まだ比較対象と互角以上の性能をキープできているということだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.