12.3型のIPS液晶ディスプレイは1920×1280ピクセルで、アスペクト比はSurfaceシリーズと同じ3:2だ。
一般的な1920×1080ピクセル(アスペクト比16:9)よりも縦の情報量が多いため一覧性が高く、縦長の文書やWebページをより少ないスクロールで閲覧できる。同じ情報量を表示するなら、より大きいサイズで見ることができるため、オフィスユースとの相性は抜群だ。作業領域の広さはクリエイティブな作業もやりやすい。
一方、表面は光沢仕上げのため外光や照明は映り込みやすい。キックスタンドで角度を調整できるし、十分な輝度があるため暗いシーン以外ではさほど気にならないが、このあたりは好みが分かれるところだろう。画面の詳細なスペックは公開されていないが、明るく発色も良好で、見た目の印象はとても良い。
通信機能は、1000BASE-T対応の有線LANとWi-Fi 6対応の無線LAN、Bluetooth 5.3を標準装備している。オプションで4G LTEまたは5G対応(いずれもSIMロックフリー、eSIM対応)のWWAN機能も搭載できる。
USBポートは1基のUSB4(Thunderbolt 4)対応ポートを含め、3基を搭載している。他の2基はUSB 3.2 Gen 1対応で、全てのポートがディスプレイ出力(DisplayPort Alternate Mode)とUSB PD(Power Delivery)に対応し、ACアダプターの接続端子も兼ねている。
また、盗難防止ワイヤを取り付けるためのセキュリティスロットも装備している。強度があるSK7(炭素工具鋼鋼材)を使いながらマザーボードに負荷が伝達しないような設計の工夫がされており、5方向からの引っ張り試験もクリアしている。受付やイベントのデモンストレーションなど、不特定多数の人が出入りする場所でも安心して利用できる。
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